Broken Link Checkerはリンク切れをチェックしSEOしてくれるWordPressプラグイン
リンク切れはクローラーの巡回に悪影響を与えたりユーザーの利便性を損ねたりします。サイトのページ数が多いと手作業でチェックするのは大変です。「Broken Link Checker」は、リンク切れをチェックし知らせしてくれたり、修正してくれたりしてくれるプラグインです。検索エンジン最適化にもにも好ましくありませんし(クローラーの巡回を妨げてしまうことや管理ができていない低品質なサイトと評価されてしまうこともあります)訪問者をガッカリさせてしまいます。アーカイブが増えてくれば、ほぼ必須のプラグインと思われます。記載ミスだけでなくいつの間にかリンク先が閉鎖された場合なども常に発生する可能性があります。このプラグインを導入することで一括してチェックしてくれるようになります。
Broken Link Checker(WordPressのSEO)
Broken Link Checkerの概要
リンク切れが発生するとページ内に線が引かれ機能していないことを表してくれます。外部リンクの場合、気が付かないうちにリンク切れになることあるので、Broken Link Checkerを利用すると発見しやすいですね。サイトを運用すればリンク切れは避けられないものです。自サイト内であればある程度回避できますが、外部は意図せず発生するものです。リンク切れが多く発生しているとサイトの信頼を失うことにもなりかねません。こまめにチェックすることを心がけましょう。リンク切れが発見されると、ダッシュボードにメッセージが表示され、同時に管理者にリンク切れが通知されます。
プラグイン名称 | Broken Link Checker |
機能 | 内部や外部へのリンク切れをチェックしてくれる |
最終更新日 | 9ケ月前 |
ライセンス | 無償 |
必須WordPressバージョン | 4.6 |
検証済みバージョン | 5.8.4 |
言語 | 日本語含む18ケ国語 |
アクティブインストール | 700,000+ |
管理画面の場所 | ダッシュボード → 設定 → Broken Link Checker |
管理画面の言語 | 日本語 |
リンク切れの設定
Broken Link Checker のリンク切れチェックの設定は下記のようなものがあります。

- チェック種類対象 → リンクの種類(HTML・画像)の選択や除外リストの設定
- プロトコル&API → リンクチェックに使用するHTTP APIの選択
- 高度な設定 → タイムアウトの設定や、サーバーの設定など
設定はタブによって分類されています。
- 一般
- 含まれるリンクを探す
- チェックするリンクの種類
- プロトコル&API
- 高度な設定
リンク切れとは、自サイトに設置してあるリンクの遷移先がHTTPステータスコードで404 Not Found 等によりアクセスすることが出来なくなっている状態を指します。 リンク先のURLを間違えて設定していたり、リンク先のページが削除されてしまったりすることで生じます。リンク切れを多く起こしているサイトはユーザビリティを損ねるとして検索エンジンからも同様に評価を下げることもあります。リンク切れをチェックするには、プラグイン「Broken Link Checker」以外にもサーチコンソールを使ってチェックすることも可能です。
Broken Link Checker は、リンク切れをチェックし知らせしてくれたり、修正してくれたりしてくれるプラグインです。リンクが切れていると、検索エンジン最適化(SEO)にもにも好ましくありません。
SEO運用ガイドライン
SEO対策の運用ガイドラインを作成しておくと作業のブレを回避することができます。WEBサイトの更新を続けているとSEOのテーマがブレてしまうことが発生し、運用中に結果がでなくなってしまいます。日々更新されるコンテンツの品質を保つためにもSEO運用ガイドラインを作成し、一定の品質を保ったままサイトを維持運用することが重要です。
SEO運用ガイドラインは運用時に下記の目的のために設定するものです。どのようなルールで構築されているのか、担当者以外の人が見ても理解できる形にしておきます。冒頭に、なぜ必要なのか目的を定義しておき、また、バージョン番号、担当者、改定日、更新履歴を明記しておく、そして過去のバージョンをいつでも参照できる状態にしておきましょう。
- SEOのテーマのブレを回避する
- コンテンツの更新時の無駄をなくし効率化を図る
- コンテンツの一定の品質を確保する
ガイドラインを作成することで、得られる最も重要な成果は『満足度の向上』であり、ユーザーがスムーズに目的を達成できることが結果的に、目的達成につながります。ではなぜサイトの運用が失敗するのでしょうか。役割・位置づけが多様化し、規模も大幅に拡大したため、WEB担当者は次のような様々な問題に直面することになってしまったからです。
- 運用時間に関する問題 → 更新作業が発生するたびに毎回時間がかかるため、業務効率が悪い日々の更新に追われて他になにもできない
- 運用の体制に関する問題 → 部署を横断しての効果的な運用ができていない。サイトの構造がどうなっているのかだれもわからない。発注した制作会社ごとに作り方が違い別の制作会社で修正が難しい。
- 運用の品質に関する問題 → ページごとの品質がばらばらで統一できていない。ルールをまとめた資料はあるが、内容が古くてガイドラインとして機能していない。
ガイドラインはサイトの運用をスムーズにすることと、顧客に迷いを生じさせないようにするために作成することが第一の目的です。また、検索エンジンでの評価獲得のためにもコンテンツを一定の品質に保つことができるようになり効果的です。
Googleのウェブマスター向けガイドライン
SEO運用ガイドラインを作成するには、Googleが公開しているウェブマスター向けガイドラインが参考になります。作成前には一度目を通すことを推奨します。
一般的に併用されているガイドラインには下記のようなものがあります。必要に応じて作成しましょう。
その他のガイドライン
- 制作運用ガイドライン
- (X)HTMLガイドライン
- CSSガイドライン
- 進捗管理表
- 素材管理表(画像その他のweb素材)
- 用語表記ガイドライン(サイト全体で統一する用語)
検索エンジンの評価
検索エンジンの評価はページが何について書いてあるのかを評価しています。なぜ、このことについて意識しなければならないかというと、検索エンジンにサイトのキーワードを正しく伝えることで順位の上昇や集客数の増加が望めるからです。
検索エンジンがサイトのテーマをどのように評価するかを考慮することは検索エンジンから集客を狙う場合重要な要素になります。検索エンジンはサイトが何について書かれているかを評価し、サイトのテーマに関連するキーワードが利用されたときにテーマに沿っているサイトを優先的に検索結果に表示しようとするからです。
SEOで失敗しないために
SEOで失敗しないためにはまず、目的を明確にすることです。失敗の例としてよく見られるのが、検索ランキングの上位表示やアクセスアップのみとなってしまい、「なんのため」(目的)という部分が明確になっていないことがあります。目的は、「ユーザーを集客する」と「収益を確保する」ことです。アクセスしてくるユーザーは、自分の役に立つ情報が欲しくてキーワードを選んで検索しています。問題は表示されたページにユーザーが求める答えや情報が表示されているかどうかです。検索結果の上位表示やアクセスアップが目的になってしまうと訪問者数は順調に増加していくが、期待した成果にならないといったことが発生し、結果的に失敗したと判断されがちです。
失敗を引き起こさないためには長期的・総合的視野でサイトを構築・分析・修正を繰り返すことが必要になります。この時サイトの目的が明確になっていないと無駄な作業を繰り返すことになり、失敗してしまいます。