見出しタグ(H1〜H6)の不適切な使用はSEO内部対策で逆効果になる
見出しタグを順位向上に有利にしようと、ページ内に無理に配置すると文脈が崩れてしまい逆効果になることもあります。SEOとして捉えるなら無理に配置したりキーワードを埋め込んだりせず文章の構造化という視点で構成すべきものになっています。
見出しタグは h1~h6 まであり、h1はページに1回だけ使いh2~h6までを階層で配置するというのが一般的な説です。過去にはh1タグにキーワードを含める、ページの先頭部に配置することが効果がでるといった説が流れていましたが、今ではこの考え方は逆効果になることがあります。
見出しタグは書かなくてもいいのか
検索エンジンは、見出しタグをそのページに何が書かれているかの参考にするために見出しタグを捉えています。本来の使い方としては、見出しタグは読者にそのページの情報をわかり易く伝えるためのもので、SEOで上位表示を狙うために記述するものではないのです。その為、不自然に見出しタグを配置してしまうと文脈が途切れ読みづらくなって情報が正しく伝わらなくなってしまうことになってしまいます。たとえ、見出しタグを工夫することによって検索エンジンの上位に表示されたとしても、期待する行動を読者はとってくれないかもしれないのです。
極端なことを言えば見出しタグが書いてなくても、そのページがわかり易く読者にとって役立つ情報だと判断されたら上位表示されます。見出しタグがたくさん書かれていても、そのページが長文の場合には見出しタグによって情報がわかり易くグループ化されていれば上位表示に繋がります。
見出しタグの重要性
前述ではあたかも見出しタグが重要でないように感じられたかもしれませんが、そうではなく、あくまで、見出しタグが検索結果の意図的な上昇を狙って記述するものではなく、読者に情報を理解しやすくするためのものだということです。見出しタグで読者に情報が伝わりやすいことによって検索エンジンにも情報が伝わりやすくなり、結果として検索結果に有効的に表示されることになります。ゆわば、見出しタグはいぶし銀のわき役俳優さんで、主人公の情報を引き立ててくれるなくてはならない重要な存在だといえるでしょう。
見出しタグのSEOを考慮するなら、まず主人公の情報をしっかりと整える、そのあとわき役の見出しタグを調整されることをお勧めします。
◆サイト構造とソースの修正
サイトの構造とソースを最適化させるだけでも検索順位を改善させることができます。運用中のサイトではすでに検索エンジンにインデックスが登録されています。状況に合わせて構造設計の変更が必要な場合があります。
最適化・項目 | 内容 |
---|---|
meta要素の最適化 | Googleがサポートするmetaタグの最適化を行います。meta(メタタグ)はページの設定や情報を伝えるために、HTMLファイルのheadタグ内に記述するタグのことです。主に設定するタグには以下のようなものがあります。
※Googleがサポートしているメタタグ(Search cConsole ヘルプ)を参照ください。 |
見出しタグ | 見出しタグはページ内の構造を正しく伝えるために重要な要素です。<h1>~の見出しタグをページのターゲットキーワードに最適化します。 |
サイト内部リンクの最適化 | 重要なページに関連のあるページよりリンクを最適化します。 |
コンテンツ内容の最適化 | 重複コンテンツのチェックや検索結果への表示状況 |
リダイレクト、Robotsテキストの最適化 | 重複コンテンツ等の解消のためにページの統合などを行った場合、必要に応じて設定します。 |
サイト構造の最適化 | ナビゲーションメニュー・階層の深さなどSEOとユーザービリティに最適化します。 |
画像の最適化 | 適切にフォーマット化して圧縮、データサイズを削減し高速化します。 |
Googleサーチコンソールの調査 | Googleサーチコンソールでサイトの状況を分析し、修正の項目をレポートします。 |
※上記は検索エンジンに情報を読みやすく整えるSEO内部対策の基本的な施策です。サイトが適切に評価されると被リンク数のボリュームが少なくても、アクセス数が増加することがあります。ただし、競合サイトが力のある場合は、更新頻度や被リンクも影響してきます。
メインコンテンツの見出しタグは論理的文書構造にすることが望ましいといえます。見出しタグはページのグローバルナビゲーションやサイドメニュー、フッター部のウィジェットなどにも記述されますが、記事のメイン情報の見出しタグは論理的文書構造にしておくことです。論理的構造とは、h1 から順番に記述されている、順番を飛ばして記述しないといったことです。見出しタグを h1 から書き出して情報が想像できるようならほぼ問題ないでしょう。
◆SEO内部対策
定期的に記事を公開しているのに検索順位が上がらない、アクセスが増えないと悩んでいませんか?原因としてはいろいろ考えられるものがあると思いますが、原因を特定するのは困難なものです。ここでは、原因の一つとして内部SEO対策について考えてみます。
内部SEO対策としては、コンテンツがユーザーの検索意図とマッチしていないことや、キーワード対策がされていないなどもありますが、意外と見落としがちなのが、カテゴリーと関連コンテンツがあります。
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