SEO内部対策に効果的なWordPressのカテゴリー構造の作成方法
WordPressのカテゴリーはサイトのテーマに沿った分類で構造化することで、視覚的にユーザーにわかり易くなり、SEOにも効果的になります。カテゴリーを効果的に使うことで検索利用数の多いキーワードを攻略することができます。カテゴリーに属するコンテンツを充実させてゆくことで内部リンクが構成され、カテゴリーのトップページが検索エンジンの評価を獲得しやすくなり、検索ランキングの上位表示や露出を達成することができるようになるのです。
ページをナビゲーションに配慮してカテゴリー分けすることも大切です。ひと目でどんな内容なのかがわかりやすくなります。ただリンクを羅列しただけでは読みづらくなってしまいます。カテゴリー分けして見出しをつけると必要なページがすぐに見つけられます。サイトの構成を設計する時点でページのカテゴリー分け・構成をしっかり考えておきましょう。またターゲットの求めるトピックごとにきちんと情報が整理されているかということも大切です。
WordPressのカテゴリーを製品やサービスで分類
カテゴリーを製品やサービスで分類することで関連性が明確に検索エンジンに伝わり評価を獲得しやすくなります。このときカテゴリー名は製品やサービスを総称する名称が適切です。サブカテゴリーを設定する場合は、製品名などの用途や目的を設定します。ポイントはあまり階層を深くしないこと、3階層までが適切でしょう。
カテゴリーで製品やサービスを分類する時は関連する情報を大分類とし、タグを使って中・小分類を設定すると、視覚的にわかりやすい構造になり、その結果利用者の利便性を高めSEO効果も高くなってきます。地域エリア別、ユーザーごとに並べたり、特定のグループだけ抽出したりできます。お知らせやニュースを作成して日付順に並べることもできます。
製品やサービスのボリュームが少ない場合は固定ページに展開されることがあるようですが、固定ページにはカテゴリーの概念がないので投稿で展開されることをお勧めします。製品やサービスのページを増やさない場合でも、ユーザーの悩みや問題解決の糸口になる情報を追加することがあるのではないかでしょうか。このとき投稿で展開していると関連性を取りやすくなります。
WordPressのカテゴリーの設計
サイトを設計する段階で悩んでしまうのが、固定、投稿のどちらで公開すべきかですが、ユーザーに価値を与えるものを投稿に、問い合わせや会社情報などサイトに必要なものを固定にすると効果的なことがあります。ユーザーが理解しやすい構造をカテゴリーに展開します。手順は以下のようになります。
- 公開する予定の内容リストを作る。
- 必要なカテゴリーを洗いだす
- カテゴリー関連図ける
※製品点数が少なくコンテンツの更新頻度も引く場合は、製品ページを固定ページに配置し、製品に関連する情報を投稿で展開することで集客効果を上げることができるようになります。
WordPressのカテゴリーの注意点
検索エンジンにカテゴリーをインデックスさせている場合は、変更するとURLが変更されることになり、検索エンジンからの流入を一定期間失う可能性があることです。WordPressのカテゴリーは非常に重要なものなので、サイトの運用開始前にサイトの設計とSEOの設計をしてできるだけ変更しないことです。
※カテゴリーの詳細については、カテゴリーテンプレート – WordPress Codex 日本語版でご確認ください。
コンテンツSEOは検索エンジンの評価を得やすい
コンテンツSEOとは、サイトに有益な情報のオリジナルコンテンツを数多く、継続して更新する施策です。ユーザーにとって有益な情報(検索ユーザが求めているそのものの情報)が書かれているものです。有益な情報だとユーザーに認められれば、ページの滞在時間も伸び、SNSやブログ等でリンクをされるようになり、自然と被リンク数が増加してくるようになります。このことで検索エンジンの評価が上がりランキングアップに繋がるわけです。
- 検索ユーザーは必ず悩みや欲求をもっています。そして欲求を満たしたいというニーズを持っています。このニーズを満たすことができる記事が高品質なコンテンツです。(文章内にキーワードを配置するだけになっていませんか?)
- 偽りがないコンテンツにする。偽りの内容では信頼を獲得することはできません。
- 売り込みすぎない売り込みの強すぎると高品質とは言えません、売り込みたくなるのは当然ですが、強すぎると拒絶されてしまいます。適度なセールスにしましょう。
- よく錬られたページは読むものを納得させます。(ライティングサービスなどから、記事を低価格で購入した記事などを大量に掲載すると、関連性や統一性のない低品質コンテンツと判断されることがあります。)
- ボリュームをしっかりとする文字数が少ないページは内容が薄くなりがち、2000文字前後を目安にしたページが適しています。
コンテンツSEOはユーザーが求める情報
WordPressに施策する場合、検索エンジンの評価内容を知ることはとても重要です。検索検索エンジンはユーザーが求める情報を上位に表示させるようになっています。ユーザーが要求(目的・意図)する情報とは、キーワードに隠されたユーザーの要求・願望や問題を解決するための情報です。評価基準は検索を利用する人たちがどんな情報を欲しがっているかを判断することです。どれだけ正しく、正確な情報を書いても、キーワードを利用する人達の目的・意図に反する情報では上位に表示されることはないでしょう。
低品質とされるコンテンツ
検索エンジンが低品質と評価するコンテンツをつくらないことも必要です。過去に検索エンジンは、詐欺もどきの広告や、全く何の役にも立たないアフィリエイト、自社商品を売り込むことだけを考えているなど、ユーザーにとって何の価値もないサイトが表示されていました。このようなコンテンツは低品質と判断されるようになりました。2011年の終わり頃から、ユーザーに対して全く価値を与えないサイトは、一気に検索圏外に飛ばされ、検索ユーザーが求める情報やノウハウを、非常に詳しく分かりやすく解説しているサイトが上位に表示されるようになりました。下記のようなSEO対策は評価を落とすことに繋がります。
- 被リンクだけの対策をする
- 内容のないページの量産化をする
- サイト内に重複コンテンツが大量にある
- 自作自演の内容の薄いサテライトサイトを作る
検索エンジンはコンテンツの内容を判断して検索結果の順位を判断しています。そして、キーワード別に判断基準を持たせ、なおかつ常に見直しが繰り替えされています。
WordPressのカテゴリーはサイトのテーマに沿った分類で構造化することで、視覚的にユーザーにわかり易くなり、SEOにも効果的になります。カテゴリーを効果的に使うことで検索利用数の多いキーワードを攻略することができます。カテゴリーに属するコンテンツを充実させてゆくことで内部リンクが構成され、カテゴリーのトップページが検索エンジンの評価を獲得しやすくなり、検索ランキングの上位表示や露出を達成することができるようになるのです。