WordPressエディタの種類と違いを徹底解説!ブロック・旧エディタ・開発者向けまで比較

「WordPressのエディタは何を使えばいい?」そんな疑問を解決!旧エディタ(クラシック)と現行のブロックエディタ(Gutenberg)の違いや、それぞれの特徴・切り替え方法を初心者向けに分かりやすく解説します。自分に合った執筆環境を見つけましょう。

WordPressエディタの種類と特徴

WordPressのエディタは、現在大きく分けて「ブロックエディタ」と「クラシックエディタ」の2種類があります。

かつては文書作成ソフトのような「クラシックエディタ」が主流でしたが、現在は「ブロック」を積み上げてページを作る直感的な「ブロックエディタ」が標準(デフォルト)となっています。

それぞれの特徴と違いを整理して解説します。

1. ブロックエディタ(Gutenberg)

2018年のWordPress 5.0から導入された現在の標準エディタです。開発コードネームから「Gutenberg(グーテンベルク)」とも呼ばれます。

  • 仕組み: 文章、画像、ボタン、動画などを一つの「ブロック」として扱い、それらを組み合わせてページを構成します。
  • メリット:
    • HTMLやCSSの知識がなくても、カラム分け(横並び)やボタン設置などの複雑なレイアウトが直感的に作れる。
    • 編集画面の見た目が、実際の公開画面に非常に近い。
    • 最新のプラグインやテーマの多くがこのエディタに最適化されている。
  • デメリット:
    • 従来の文字入力中心の操作に慣れている人には、最初は操作が複雑に感じることがある。

2. クラシックエディタ(Classic Editor)

WordPress 4.9以前で標準だった旧式のエディタです。Microsoft Wordのような、シンプルなテキスト入力画面が特徴です。

  • 仕組み: 一つの大きな入力エリアに文字を打ち込み、装飾ボタンを使って編集します。
  • メリット:
    • 動作が軽く、シンプルに文字を書き進めるブログ記事などに向いている。
    • 長年WordPressを使っているユーザーにとって馴染みがある。
  • デメリット:
    • 複雑なレイアウト(2カラムなど)を作るには、HTML/CSSの知識や「ショートコード」が必要。
    • 公式サポートは限定的(現在はプラグインを導入しないと使えません)。

3. その他のエディタ(ページビルダー)

WordPress標準ではありませんが、テーマやプラグインによって提供される独自の編集画面もあります。これらは「ページビルダー」と呼ばれ、よりデザイン性の高いサイト制作に使われます。

  • Elementor / Divi: ドラッグ&ドロップで非常に自由度の高いデザインが可能。
  • サイトエディタ (FSE): ブロックエディタの進化版で、記事本文だけでなくヘッダーやフッターまでブロックで作れる機能(最新の「ブロックテーマ」で使用可能)。

エディタ比較表

機能ブロックエディタ (標準)クラシックエディタ
操作感ブロックの積み上げワープロソフト形式
レイアウトの自由度高い(標準機能で多機能)低い(コードの知識が必要)
初心者への推奨度◎(おすすめ)△(慣れが必要)
将来性今後の主流いずれ廃止の可能性あり

どちらを使うべき?

今からWordPressを始めるのであれば、間違いなく「ブロックエディタ」を覚えるのが正解です。クラシックエディタは、古いサイトのメンテナンスや、どうしてもシンプルな執筆環境を好むプロ向けという立ち位置になっています。

WordPressエディタプラグイン比較と選び方

WordPressのエディタに関連するプラグインは、大きく分けて「標準エディタの機能を拡張するもの」と「操作画面そのものを置き換えるもの」の2種類があります。

現在の主流(2026年時点)に合わせて、代表的なプラグインを比較表にまとめました。

WordPress エディタ関連プラグイン比較表

カテゴリプラグイン名特徴・メリットこんな人におすすめ
ブロック拡張Arkhe Blocksシンプルで軽量。実用的なブロックが豊富で、デザインの邪魔をしない。サイトの表示速度を重視しつつ、標準機能を補いたい人
ブロック拡張Ultimate Blocks記事の「読みやすさ」に特化。目次やレビュー、タブなどの機能が充実。ブロガーやアフィリエイター、比較サイト運営者
ページビルダーElementor世界シェアNo.1。ドラッグ&ドロップで、コードを書かずに自由自在なレイアウトが可能。専門知識はないが、凝ったデザインのLPやTOPページを作りたい人
エディタ復元Classic Editor旧式の投稿画面を復活させる。動作が軽く、長年WPを使っている人には馴染み深い。新しいブロック操作が苦手な人、古いテーマを使い続けたい人
入力補助Advanced Editor Toolsクラシックエディタや、ブロック内の「クラシックブロック」のツールバーを強化。表(テーブル)の編集やフォント設定を細かく行いたい人
ビジュアル向上Word Balloon会話形式の「吹き出し」を簡単に作成できる。キャラクター設定も保存可能。親しみやすい記事にしたい、対談形式のコンテンツを作りたい人

どのプラグインを選ぶべき?

現在のWordPress開発は「ブロックエディタ(Gutenberg)」が中心ですので、まずはブロック拡張系から試すのが王道です。

  • 「標準機能だけだとデザインが物足りない」→ Arkhe Blocks や Snow Monkey Blocks(国内で人気)を導入。
  • 「LP(ランディングページ)を1から作り込みたい」→ Elementor または SeedProd を検討。
  • 「とにかく昔の操作感がいい」→ Classic Editor ですが、将来的なサポート終了の可能性がある点には注意が必要です。

公式サイトおよびWordPress.org内の配布ページURL

プラグイン名WordPress.org(公式ディレクトリ)URL公式サイト / 開発元URL
Arkhe Blocksja.wordpress.org/plugins/arkhe-blocks/arkhe-theme.com/ja/plugins/arkhe-blocks-pro/
Ultimate Blocksja.wordpress.org/plugins/ultimate-blocks/ultimateblocks.com
Elementorja.wordpress.org/plugins/elementor/elementor.com
Classic Editorja.wordpress.org/plugins/classic-editor/
Advanced Editor Toolsja.wordpress.org/plugins/tinymce-advanced/tinymce-advanced.wordpress.com
Word Balloonja.wordpress.org/plugins/word-balloon/back2nature.jp/plugins/word-balloon

補足

  • Classic Editor: WordPress公式が提供するプラグインのため、個別の公式サイトは存在せず、WordPress.org内が主な情報源となります。
  • Advanced Editor Tools: 以前は「TinyMCE Advanced」という名称だったため、URLのスラッグが tinymce-advanced となっています。
  • Arkhe Blocks: 無料版はWordPress公式ディレクトリにありますが、拡張版(Pro)の情報は公式サイトに詳しく記載されています。

💡 導入時のアドバイス

プラグインを入れすぎると、サイトの動作が重くなったり、プラグイン同士が干渉して表示が崩れたりすることがあります。「自分のテーマに備わっていない機能」だけを補う形で、最小限に絞って導入するのがコツです。

WordPressプラグインとテーマの関係

「プラグイン」と「テーマ」の関係は、よく「家」に例えられます。

一言でいうと、テーマは「外観(見た目)」を、プラグインは「機能(設備)」をそれぞれ担当しています。

1. テーマとプラグインの役割分担

テーマ(外観・デザイン)

家でいうところの外壁の色、間取り、壁紙にあたります。

  • サイト全体のレイアウトを決める
  • フォントや色使いを設定する
  • 「ポートフォリオ風」「ブログ風」「ビジネスサイト風」など、全体の雰囲気を一瞬で変える

プラグイン(機能・設備)

家でいうところの家電や家具、セキュリティシステムにあたります。

  • お問い合わせフォームを設置する
  • SEO対策を強化する
  • セキュリティをガチガチに固める
  • ショッピングカート機能を追加する

2. 両者の決定的な違い

特徴テーマプラグイン
役割デザイン・レイアウト特定の機能の追加
原則として1つだけ有効化複数(何個でも)組み合わせて使う
影響サイト全体の印象がガラッと変わる特定の場所や動作が変わる
変更時デザインが一新される特定の機能だけが消える/変わる

3. なぜ「使い分け」が大事なのか?

ここが少しテクニカルですが、重要なポイントです。

もし、テーマの中に「お問い合わせフォーム機能」まで詰め込んでしまうと、将来デザイン(テーマ)を変えたくなった時に、そのフォーム機能まで消えてしまうことになります。

  • テーマ: 飽きたら着せ替えできるように、見た目だけに集中させる。
  • プラグイン: デザインが変わっても使い続けたい便利な機能を受け持たせる。

このように役割を分けることで、メンテナンス性の高いサイトになります。

4. 連携と相性

基本的には独立していますが、時々「このテーマ専用のプラグイン」が存在したり、逆に「このプラグインを使うならこのテーマがおすすめ」という相性もあります。

豆知識:

最近の多機能テーマ(All-in-oneテーマ)は、テーマ自体にプラグイン級の機能が組み込まれていることも多いですが、初心者のうちは「見た目はテーマ、中身はプラグイン」と分けて考えると失敗が少ないですよ。

WordPressプラグインの未来予測

2026年現在、WordPressプラグインの未来は「単なる機能追加」から、「AIによる自律的なサイト運営」と「コア機能の進化による淘汰」という2つの大きな波の中にあります。

かつては「10個以上のプラグインを入れるのが当たり前」でしたが、現在はよりスマートで、かつ厳選されたプラグイン構成へとシフトしています。

1. AIプラグインの「道具」から「アシスタント」への進化

これまでのプラグインは、設定した通りに動く「道具」でした。しかし、最新のトレンドではAIが自ら考えて動く「アシスタント」へと進化しています。

  • 全自動SEOとコンテンツ制作: Rank MathAIOSEO などの定番プラグインは、単にキーワードをチェックするだけでなく、AIが競合を分析し、最適なタイトルや本文、さらにはアイキャッチ画像まで自動生成・投稿するレベルに達しています。
  • 運用代行型プラグイン: 問い合わせ対応(AIチャットボット)、多言語化(DeepL連携による自動翻訳)、サイト保守(脆弱性の自動検知と修正)など、人間が手を動かさずに済む「自律型」が増えています。

2. WordPressコアによる「プラグインの不要化」

WordPress本体(コア)のアップデートにより、これまでプラグインで解決していた問題が「標準機能」でカバーされるようになっています。

  • Gutenberg(ブロックエディタ)の深化: 2026年4月に予定されている WordPress 7.0 では、フェーズ3の「コラボレーション機能(共同編集)」が本格導入されます。これにより、記事制作における外部ツールや管理用プラグインの必要性がさらに低下します。
  • パフォーマンスの標準化: 画像の次世代フォーマット(AVIF)への自動変換や、遅延読み込みの最適化などがコア機能に含まれ始め、軽量化プラグインを別途入れる必要がなくなってきています。

3. 2026年以降のプラグイン選びの基準

これからのプラグイン選びは、「多機能さ」よりも「専門性と統合」が鍵となります。

カテゴリ今後のトレンド代表的な動き
セキュリティAIによる不正ログインのリアルタイム防御日本発の XO Security などが人気
バックアップクラウドストレージへのシームレスな自動移行WPvividUpdraftPlus の標準化
デザインノーコードでの高度なカスタマイズブロックパターン配布型への移行

まとめ:これからのWordPressサイトはどう変わる?

将来的に、WordPressサイトは「最小限の高性能プラグイン」と「強力なAIアシスタント」の組み合わせで構成されるようになります。

重要: 無闇にプラグインを増やす時代は終わりました。2026年以降は、「コア機能でできることはコアに任せ、AIで劇的に効率化できる部分だけプラグインを使う」という引き算の設計が、サイトの表示速度とセキュリティを守る鍵となります。

AI時代のCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)

AI時代の今、CMS(コンテンツ・マネジメント・システム)としてWordPressを選ぶことは、「非常に合理的かつ戦略的な選択」と言えます。

かつては「ただのブログ作成ツール」だったWordPressですが、現在はAIとの親和性が非常に高く、制作・運用の効率を劇的に変えるプラットフォームへと進化しています。

なぜWordPressなのか

  • AIツール・プラグインの圧倒的な充実度
  • 「AIネイティブ」な運用への対応
  • 「所有権」と「データ」の保護

WordPressテーマの選び方

2026年現在、WordPressテーマの選び方は「単なるデザインの選択」から「AIとの共同作業(AIコ・パイロット)の効率化」へと大きくシフトしています。

選定基準

  • AIフレンドリーな構造(GEO対策)
  • AIツール・プラグインとの親和性
  • パフォーマンスと軽量性(Core Web Vitals)

「AI時代のWordPressテーマ」という視点でこれらを選定する場合、単なるデザイン性だけでなく、「構造化データの正確さ」「表示速度(Core Web Vitals)」「ブロックエディターへの完全対応」が重要になります。

AI(検索エンジンやAIチャットボット)が内容を理解しやすい最新設計であるかどうかを基準に、おすすめの順位をまとめました。

AI時代に選ぶべきWordPressテーマ比較表

順位テーマ名特徴・AI時代の適合理由向いている人
1位Emanon (Premium/Business)ビジネス・権威性重視。 構造化データ設定が非常に細かく、AIに正しく情報を伝える設計が優秀。法人・個人事業主・専門家
2位LIQUID PRESS先進技術への対応が速い。 独自のAI文章作成補助ツールや、レスポンシブの精度の高さが魅力。企業サイト・ブロガー
3位STORK SEブロックエディター最適化。 執筆効率が良く、最新のWeb標準に準拠したシンプルでクリーンなコード。初心者ブロガー・個人サイト
4位RE:DIVER高いデザイン性と回遊性。 比較的新しいテーマで、UX(ユーザー体験)を重視した設計。メディア運営・アフィリエイト
5位GOLD BLOG / MEDIA収益化特化。 シンプルだが、AI時代のSEOに必要な「情報の網羅性」を表現するパーツが豊富。特化ブログ・メディア運営
6位THE THORかつての多機能王者。 非常に多機能だが、ブロックエディターへの対応が他より遅れており、現状は中級者向け。クラシックエディター派の方

選定のポイントとアドバイス

1. なぜ「Emanon」と「LIQUID PRESS」が上位なのか

AI(Google SGEやChatGPTなど)は、サイトの「構造化データ(JSON-LD)」を読み取って情報を引用します。

  • Emanonは、ビジネス情報のメタデータ設定が他テーマより圧倒的に詳しく、AIに対する「情報の身分証明」がしやすいのが強みです。
  • LIQUID PRESSは、いち早くAIによる自動執筆支援などを取り入れており、技術的なアップデート頻度が高い点を評価しました。
2. 「STORK SE」の安定感

AI時代は「誰が書いたか(E-E-A-T)」が重視されます。STORK SEは、最新のブロックエディターに完全準拠しているため、執筆速度を上げつつ、Googleが推奨する「シンプルで読みやすいHTML構造」を維持できます。

3. 「THE THOR」について

かつては最強のSEOテーマと呼ばれましたが、現在のAI・検索エンジンのトレンドは「軽量化」と「ブロックエディター」です。THE THORは独自機能が多すぎてサイトが重くなりやすいため、現在は上位3つに比べると優先度が下がります。


ConoHa WINGとロリポップは、AI時代のWebサイト運営において非常に「適切」かつ「強力な選択肢」です。2026年現在、レンタルサーバーは単なる「データの置き場所」から、「AIによる自動化機能を持つプラットフォーム」へと進化しています。

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