検索順位が上がらない時のSEO対策
WordPressで定期的に記事を公開しているのに検索順位が上がらない、アクセスが増えないと悩んでいませんか?原因としてはいろいろ考えられるものがあると思いますが、原因を特定するのは困難なものです。ここでは、原因の一つとして内部SEO対策について考えてみます。
SEO対策
WordPressの内部SEO対策としては、コンテンツがユーザーの検索意図とマッチしていないことや、キーワード対策がされていないなどもありますが、意外と見落としがちなのが、カテゴリーと関連コンテンツがあります。
SEO内部対策として、見落とされがちなのがカテゴリー、WordPressの記事は最低1つのカテゴリーに属することが条件になっています。そこで、カテゴリーをたくさん作ってしまったり、一つの記事を複数のカテゴリーに属させてしまったりしてしまうことがあります。
これが、過剰になってしまうと検索エンジンは記事がどのクエリーに対して適切なのか判断できないようになってしまいます。また、ユーザーからも、要求する情報にたどり着けないといったことになり、サイトから離脱してしまうことにもなります。
また、カテゴリーは記事と関連するものでグループ化されるはずですので、適切にグループ化されていればそのことについて情報量が多いと判断されることがあります。
SEO内部対策のカテゴリーと関連コンテンツ
多くの記事を公開しているのにアクセスが増えない、順位が上がっていないようなら、カテゴリーと関連するコンテンツを見直し、整理すると効果が出ることがあります。目安として下記のようなものが挙げられます。
- カテゴリーを細かく分類し過ぎて、かつカテゴリーが多すぎる
- 関連のコンテンツがすくない
- 関連するコンテンツへのリンクが構成されていない。
カテゴリーは基本、1記事1カテゴリーの考え方で問題ありません。複数のカテゴリーを設定してもユーザーは、あまり関心を持たない傾向にあります。もし、記事内に関連のコンテンツがない場合は追加するか、関連記事を表示するプラグインやテーマを使うと良いでしょう。
間違ってもカテゴリーに1記事しかないを複数作らないで、5~10件程度はグループ化できるようにし、プラグインで自動表示させるか、直接記述するようにすると良いです。
この作業は記事の数が多ければかなり時間を取られます。また、修正したページの割合が少ないと変化がないこともあります。しかし、サイト全体の整理・修正完了後1ケ月程すると順位が上がったり、訪問者の数値が増えたりするようになります。
検索順位が上がらない時しなければならないこと
2022年Googleは、AI を使って検索ユーザーのニーズにあうサイトを上位に表示させようとしています。このため検索ユーザーの意図(何かをしようと考えている事柄)や目的を考えて SEO を進めることが重要で、それは常に変化し続けます。
- 専門性(特定の分野についてのみ深く関わっているさま。高度な知識や経験を要求されること。)を重視したコンテンツが上位表示の可能性が高くなっています。ユーザー検索の意図を考慮し、オリジナルのコンテンツを作ること。
- 質の高い被リンク(リンク元のサイトの品質や関連性などで評価される)を獲得する。企業サイトでは取引先等のサイトも関連性は高いとみなされているので有効性はあります。しかし、関連性があったとしても SNS からの被リンクは原則効果はありません(Google公表)。
- 変化に応じたサイトの運用をする。コンテンツの評価や被リンクの関連性は変更が加えられることもあります。変化に対応するサイトの運用に配慮することも大切です。
自力で取り組めるSEO内部対策3つ
Googleは2015年10月にAI(Artificial Intelligence=人工知能)タイプの検索エンジン用アルゴリズム RankBrain を公表しました。検索クエリに一番合致していると思われるページを、ビッグデータ関連ページから選び分けて検索結果をランキングする機械学習のAIです。それまでの被リンクのみの順位対策やキーワード出現率などの小手先だけのSEOは通用しなくなり、過去の遺物となりました。
今必要なのは SEO のみではなく SXOも必要ということです。SXOは正式には「Search Experience Optimization」といい、日本語では「検索体験の最適化」と訳されています。SEOもこれまでウェブサイトへの集客手法として用いられてきましたが、SXOは2016年頃から注目されるようになった比較的新しい手法です。
SEO対策で失敗しないためには
SEOで失敗しないためにはまず、目的を明確にすることです。失敗の例としてよく見られるのが、検索ランキングの上位表示やアクセスアップのみとなってしまい、「なんのため」(目的)という部分が明確になっていないことがあります。多くの場合目的は、「見込み客を集客する」と「収益を確保する」ことです。アクセスしてくる見込み客は、自分の役に立つ情報が欲しくてキーワードを選んで検索しています。問題は表示されたページに見込み客が求める答えや情報が表示されているかどうかです。収益を確保するにはまず問い合わせを増やすこと、問い合わせ件数を増やすためには、ユーザーが問い合せしたくなるような情報の掲載と誘導がないと失敗してしまいます。検索結果の上位表示やアクセスアップが目的になってしまうと訪問者数は順調に増加していくが、問い合わせにならないといったことが発生し、結果的に失敗したと判断されがちです。
SEOで失敗を引き起こさないためには長期的・総合的視野でサイトを構築・分析・修正の繰り返すことが必要になります。この時サイトの目的が明確になっていないと無駄な作業を繰り返すことになり、失敗してしまいます。対象とする顧客に自社のどの製品・サービスを提供するか。ターゲット顧客の悩み・問題点に、どのように対応できるのか、どのように購入・導入を検討してもらうのかを明確にします。
中小企業のサイト担当者はウエブサイトだけを集中してできることは少なく、現業との掛け持ちの方も多いと思います。SEOやマーケティングには沢山の作業時間や経験が求められます。
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