All in One SEO Packでnoindexを設定

Screenshot of ja.wordpress.org

noindexを設定すると、ページの低品質を回避できます。「noindex」は検索エンジンから低品質サイトの評価をされないようにページのヘッダーに設置するSEOの手法の一つです。

>> AIOSEO

低品質なページとは検索クエリに対してインデックスに表示しても参考にならないようなページを指します。WordPressではカテゴリーやタグの2ページ目以降のページなどがこれに当たります。ページのタイトルが同じでページのインデックスになっているため情報が薄いとされてしまいます。重複コンテンツとされる可能性もあるため「noindex」としておくことがリスク回避になります。

noindex(ノーインデックス)は、検索エンジンにページをインデックスさせないためのタグです。htmlタグに書き込めば、検索エンジンはそのページをインデックスの対象から外し、検索結果にも表示されなくなります。

プラグインの名称AIOSEO
有効インストール数3百万以上
WordPressバージョン5.3
検証済み最新バージョン6.5
PHPバージョン7.0
言語全56言語
All in One SEO Pack(AIOSEO NEW Ver.)

All in One SEO PackはWordPressの自動的に作成される低品質コンテンツとされる可能性の高いページに「noindex」を設定することができます。但し、設定したからといって絶対にindexされないといったことはないので、定期的にインデックスは確認するようにしましょう。

「noindex」を設定

「noindex」を設定できるのは投稿や固定ページをはじめメディアページなどデフォルトでnoindexを付加することができます。その他にも「日付別アーカイブにnoindexを使用」など必要に応じて設定可能になっています。

設定意味
noindexをデフォルト投稿や固定ページ、メディアなど、デフォルトでインディックスさせない
nofollowをデフォルトページ評価の受け渡しをしない
NOODPをデフォルトDMOZ(Open directory Project)に登録されている説明として表示しない。DOMZは2017年3月17日利用できなくなります。
NOYDIRをデフォルトYahoo!カテゴリーからの引用をしない。NOYDIRのサポートは終了しています。記述しても問題はない。
カテゴリーをnoindexにするチェックするとカテゴリーに適用される
日付別アーカイブにnoindexを使用日付別アーカイブに適用される
投稿者アーカイブにnoindexを使用投稿者アーカイブに適用される
タグをnoindexにするタグに適用される
検索ページにnoindexを使用検索ページに適用される
404ページにnoindexを使用404ページに適用される
All in One SEO Pack「noindex」の使い方

sitemap.xmlから「noindex」ページを除外する

XMLサイトマップとは、Webサイト内の各ページ情報(URLや優先度、最終更新日、更新頻度などの情報)を検索エンジン向けに記載したXML形式のファイル(sitemap.xml)のことです。

Googleにプラグイン等を利用してsitemap.xmlを送信している場合には「noindex」を設定したページはsitemap.xmlから除外するようにした方が良いようです。All in One SEO Packを使って送信している場合には「サイトマップから除外する」にチェックをすれば除外されます。また、メディアなど添付を「noindex」としていてもsitemap.xmlで送信しているとindexされることがあるのでこちらも設定を確認するようにしてください。

サイトマップにはクロール・インデックスさせたいURLを記述するものです。従って次のものは記述しないほうがよいURLとなります。

  • robots.txtでブロックしているURL
  • noindexで検索結果から非表示にしているURL
  • 404エラーを返しているURL
  • リダイレクト元のURL

WordPressは自動的にアーカイブページやメディアページ等を作成するようになっています。このようなページは投稿記事と重複するような内容になってしまうことも多く、検索エンジンに低品質サイトの評価を受けてしまうリスクが生じます。内容の薄いページはAll in One SEO Packで動的にnoindexをつける設定にしておきましょう。

「noindex」を設定しても他外部サイトからリンクされている場合や、一度indexされてクリックされることが多いページ等はindexから消えることがないこともあります。

◆関連記事

低品質とされるコンテンツをつくらない

低品質コンテンツとは、検索ユーザーに対して価値ある情報がない、内容が薄くテーマやトピックがまとまっていないなど、ユーザーニーズが低く、インデックス対象ページとしての品質が足りていないコンテンツを指します。

検索エンジンが低品質と評価するコンテンツをつくらないことも必要です。過去に検索エンジンは、詐欺もどきの広告や、全く何の役にも立たないアフィリエイト、商品を売り込むことだけを考えているサイトなど、ユーザーにとって何の価値もないサイトが表示されていました。このようなコンテンツは低品質と判断されるようになりました。2011年の終わり頃から、ユーザーに対して全く価値を与えないサイトは、一気に検索圏外に飛ばされ、検索ユーザーが求める情報やノウハウを、非常に詳しく分かりやすく解説しているサイトが上位に表示されるようになりました。下記のようなSEO対策は評価を落とすことに繋がります。

  • 被リンクだけの対策をする
  • 内容のないページの量産化をする
  • サイト内に重複コンテンツが大量にある
  • 自作自演の内容の薄いサテライトサイトを作る

検索エンジンはコンテンツの内容を判断して検索結果の順位を判断しています。そして、キーワード別に判断基準を持たせ、なおかつ常に見直しが繰り替えされています。

「noindex」は検索エンジンから低品質サイトの評価をされないようにページのヘッダーに設置するSEOの手法の一つです。低品質なページとは検索クエリに対してインデックスに表示しても参考にならないようなページを指します。WordPressではカテゴリーやタグの2ページ目以降のページなどがこれに当たります。ページのタイトルが同じでページのインデックスになっているため情報が薄いとされてしまいます。重複コンテンツとされる可能性もあるため「noindex」としておくことがリスク回避になります。

2022年Googleは、AI を使って検索ユーザーのニーズにあうサイトを上位に表示させようとしています。このため検索ユーザーの意図(何かをしようと考えている事柄)や目的を考えて SEO を進めることが重要で、それは常に変化し続けます。

  1. 専門性(特定の分野についてのみ深く関わっているさま。高度な知識や経験を要求されること。)を重視したコンテンツが上位表示の可能性が高くなっています。ユーザー検索の意図を考慮し、オリジナルのコンテンツを作ること。
  2. 質の高い被リンク(リンク元のサイトの品質や関連性などで評価される)を獲得する。企業サイトでは取引先等のサイトも関連性は高いとみなされているので有効性はあります。しかし、関連性があったとしても SNS からの被リンクは原則効果はありません(Google公表)。
  3. 変化に応じたサイトの運用をする。コンテンツの評価や被リンクの関連性は変更が加えられることもあります。変化に対応するサイトの運用に配慮することも大切です。

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