Twenty Seventeen(WordPressテーマ)の内部リンクを強化するSEO

Twenty Seventeenにサイト内の関連の記事を表示させると内部リンクを補強することができます。デフォルトで関連の記事は実装されていないので、プラグインを利用するかカスタマイズすることになりますが、ここではプラグインでTwenty Seventeenに関連の記事を表示させます。

Twenty Seventeen の内部リンク強化

Twenty Seventeen の概要

Twenty Seventeen(WordPressテーマ)の内部リンクを強化するSEO

Twenty Seventeen

WordPress.orgTwenty Seventeen
バージョン2.8
最終更新2021年1月25日
WordPressバージョン4.7以上
PHPバージョン5.2.4以上
Twenty Seventeen の概要 2022年1月

Twenty Seventeen は公式テーマディレクトリから利用できるテーマでシンプルですがそれだけに情報を主体に仕上げれます。

関連の記事は、アイキャッチやタイトル、抜粋などを付けて数個表示させるものです。ページの文字数が増えるとサイト内のリンクが増えSEO効果があることや回遊率を上げることから採用されることが多いものです。元々は製品を表示させ購買につなげようとECサイトなどで採用されることが多くみられます。

Twenty Seventeenに記事を表示させるには、直接ソースコードを挿入してゆくか、プラグインを利用して自動的に表示させるかになります。どちらにも、有利な点と不利な点があります。

Twenty Seventeenに直接ソースコードを記述すると作成するのに手間と時間が必要になります。また、記事を探しだす手間もかかります。しかし、自動表示に比較すると強い関連性で訴求力を上げれます。

関連の投稿を表示してくれるプラグインを利用すると自動で投稿を表示してくれます。記投稿をデータベースから抽出したり、タグやカテゴリーから抽出してくれます。自動で表示してくれるのは手軽ですが、表示位置を変更したりなど柔軟性にかける点も考慮すべきでしょう。

Related Posts は、Twenty Seventeenに関連した記事をページにリスト表示してくれるプラグインです。特徴としては、手動で表示する記事を追加できる。見出しとタグを編集可能、表示数を指定できるなどがあります。

  1. Related Posts
  2. 関連した記事をリスト表示してくれる
  3. 無償

Related Posts の設定は、「Main Setting」,「Styling」,「Productivity」 となっています。

Basic

  • 投稿のタイトルを変更することができる
  • 表示する投稿(ポスト)の数を指定できる

Medium

  • 投稿を表示する場所(投稿や固定ページ等)を選択できる
  • 記事をホーム(トップ)に表示するのか選べる(テーマにより表示できないものもある)
  • アーカイブページに表示する・しないを選択できる
  • アイキャッチ画像が投稿にない場合に表示する画像を登録できる
  • 表示する記事のタクソノミー(グループ化・分類)はタグ、カテゴリー、タグ&カテゴリー、ランダム等から選択できる
  • 表示する関連度を変更できる
  • 関連する記事をフィードに表示できる
  • ターゲットリンクの設定ができる
  • リンクにnofollowを付加できる

Advanced

  • 投稿コンテンツに自動的に追加する
  • ホームページのみに表示
  • 同じタイプのみを表示する
  • ホームに表示する投稿の数
  • 表示するカテゴリーを選択できる
  • 関連として表示したくないカテゴリーを選択できる
  • 関連として表示したくないタグを選択できる
  • 関連として表示したくないページをIDで選択できる

Twenty Seventeenは関連の記事で内部リンクを補強できます。デフォルトで関連の記事は実装されていないので、プラグインかテーマをカスタマイズすることになりますが、プラグインでTwenty Seventeenに表示させるのが容易です。

SEOの失敗

SEOで失敗しないためにはまず、目的を明確にすることです。失敗の例としてよく見られるのが、検索ランキングの上位表示やアクセスアップのみとなってしまい、「なんのため」(目的)という部分が明確になっていないことがあります。多くの場合目的は、「見込み客を集客する」と「収益を確保する」ことです。アクセスしてくる見込み客は、自分の役に立つ情報が欲しくてキーワードを選んで検索しています。問題は表示されたページに見込み客が求める答えや情報が表示されているかどうかです。収益を確保するにはまず問い合わせを増やすこと、問い合わせ件数を増やすためには、ユーザーが問い合せしたくなるような情報の掲載と誘導がないと失敗してしまいます。検索結果の上位表示やアクセスアップが目的になってしまうと訪問者数は順調に増加していくが、問い合わせにならないといったことが発生し、結果的に失敗したと判断されがちです。

SEOで失敗を引き起こさないためには長期的・総合的視野でサイトを構築・分析・修正の繰り返すことが必要になります。この時サイトの目的が明確になっていないと無駄な作業を繰り返すことになり、失敗してしまいます。対象とする顧客に自社のどの製品・サービスを提供するか。ターゲット顧客の悩み・問題点に、どのように対応できるのか、どのように購入・導入を検討してもらうのかを明確にします。

SEOで重要なこと

SEOで重要なことは、検索エンジンからサイトに訪れる人を増加させるのが目的で、サイトの成果を向上させる施策をすることです。特定のキーワードで検索された場合の検索結果で、自分のサイトを上位に表示させるように、ページやサイト、さらにサイト外の要因を調整します。

最も大切なのはキーワードの選定と検索エンジンの評価になります。どんなコンテンツが評価されているのか(ユーザーが求めている情報なのか?)を探り出し、ユーザーがこの情報を検索するためにどのようなキーワードを利用しているのかを探しだすことです。

求められるコンテンツ

ユーザーが求めるコンテンツを作るのは第一になりますが、合わせて以下の内容を持つコンテンツにすることも大切です。

  • ユーザーが検索したキーワードにコンテンツ(ページの内容)が合っているのか
  • E-A-T と YMYL 指標に沿った情報になっているか

E-A-T とは次のようなコンテンツを指していますが、具体的なものではなく、対策は難しいといえます。

Expertise(専門性)コンテンツがそのジャンルで優れた知識や経験スキルを持っているか
Authoritativeness(権威制)コンテンツがそのジャンルでどれくらい認められているか
Trustworthiness(信頼性)コンテンツが信用できるものか
E-A-T とは

これらは、情報の発信がだれであるか、発信者が企業であればどんな企業なのかなども含まれます。また信頼性を得るには情報の根拠や経験によるものなのかで表現できることもあります。


※YMYL とは Your Money Your Life の略でお金や生活にかかわるジャンルのことです。

求められるSEOの機能

SEOに取り組むためには以下の機能は実装させておきたいものです。Lightning にプラグインを導入することで可能になります。

機能対策(プラグインを導入)
ダッシュボードで記事の閲覧数やリンクを確認できるGoogle Analytics Dashboard for WP
MonsterInsights
Site Kit by Google
記事ごとのTitle,discription,robotの設定ができるAIOSEOでページタイトルとdiscription(抜粋)
カテゴリーやダグのページのnoindexが設定できるAll in One SEO Packでnoindex
求められるSEOの機能

SEOでしなければならないこと

2022年Googleは、AI を使ってユーザーのニーズにあうサイトを上位に表示させようとしています。このためユーザーの意図(何かをしようと考えている事柄)や目的を考えて SEO を進めることが重要で、それは常に変化し続けます。

  1. 専門性(特定の分野についてのみ深く関わっているさま。高度な知識や経験を要求される。)を重視したコンテンツが上位表示の可能性が高くなっています。ユーザー検索の意図を考慮し、オリジナルのコンテンツを作る。
  2. 質の高い被リンク(リンク元のサイトの品質や関連性などで評価される)を獲得する。企業サイトでは取引先等のサイトも関連性は高いとみなされているので有効性はあります。しかし、関連性があったとしても SNS からの被リンクは原則効果はありません(Google公表)。
  3. 変化に応じたサイトの運用をする。コンテンツの評価や被リンクの関連性は変更が加えられることもあります。変化に対応するサイトの運用に配慮も大切です。

検索エンジン最適化とは、検索結果で自サイトが上位に表示されるようウェブサイトの構成などを調整を意味します。サーチエンジン最適化や検索エンジン対策とも呼ばれ、検索エンジマーケティングとあわせて用いられる場合も多い。ユーザーが求める情報を見つけ出すために利用するキーワードを見つけ出し、キーワードに対して適切なコンテンツとして提供が大前提になります。

meta タグの最適化

「meta」タグはSEOで大切なもので、Googleがサポートするmetaタグの最適化をしておきましょう。meta(メタタグ)はページの設定や情報を伝えるために、HTMLファイルのheadタグ内に記述します。重要なタグには以下のようなものがあります。

  • <meta name=”discription” … />
  • <meta name=”robots” … />
  • <meta name=”keywords” … />
  • <title>ページのタイトル</title>

「meta」タグはSEOで注目されるタグですが、上位表示に直接つながる記述法は存在しなくなりました。以前ではキーワードを配置するように推奨されました。しかし、現在は自然な文脈で自然に記述が求められています。

重要な「meta」タグには、title,description,keywords,robotsが存在しますが、titeleとdiscriptionは特に重要なタグになっています。titleタグの内容を順位を決める材料の一つとしているので重要視されているのです。discriptionは順位判定の要素としては現在は重要度低いものです。しかし、インディックスのスニペットに表示されることが多いので、文章として非常に大切です。インディックスに表示されたとき前後のサイトが魅力的なものっだたら見過ごされてしまうかもしれないのです。

「meta title」タグ

meta title」タグには、攻略したいキーワードを含めて、短く分かりやすいタイトルにします。タイトルの重複が発生しないように、サイトマップなど事前に仕様を決定し作業を進めるましょう。

上位を狙って作為的にタイトルを記述してもコンテンツの内容とマッチしていない場合はタイトルを変更をされたり、順位降下やインデックから削除、最悪はペナルティを受けてしまいます。ページの内容を表すタイトルにします。

ページタイトルは検索アルゴリズムで重要視されています。ページタイトルはページの表題を表し、内容を最も端的に表す文字列が入るべきところであり、適切なキーワードを含めると効果的になります。しかし、順位を上昇させようとページの内容と全く異なるタイトルを設定すると逆効果になります。

Googleの技術の進歩は驚くべきものがあり、ページの文脈を理解することが可能な状況になりつつあります。以前はキーワードを含めるのはSEOの鉄則といえるほどでしたが、今日ではキーワードがページタイトルに含まれていない場合でもサイト全体からキーワードの方向性を読み取り、結果に反映されるようになってきています。

ページタイトルは、ユーザーの関心(何を必要としているのか)を適切に表現し、自然検索エリアで見つけてもらうことです(結果に表示されるだけでなく、クリックしてもらうことが重要)。

上位表示に重要なページタイトルですが、もう一つの重要な役割があります。上位表示ができていても、これができていないと意味がなくなってしまいます。それはわかり易く、ユーザーにとって魅力的なページタイトルなのかです。結果には競合他社が並んでいます。この中から貴社のページを選んでもらわなければなりません。以下の点に留意してページタイトルを決めます。

  • ページのメッセージがみえる・内容が想像できる
  • ユーザーが得られる効果やその後のメリットがわかる・想像できる
  • キーワードを含めておく

WordPressでは投稿や固定ページのタイトルが meta title タグに代入されます。

meta discription」タグ

meta discription タグにはページの要約文を記述します。スニペット(検索結果の一部として表示される、ページの要約文)に利用されています。文字数としてはPC用に120文字、スマホ用に60文字が適切となっています。クリックして訪問したくなるような魅力的な紹介文を記述します。記述しない場合は、本文の中からメタタイトルにふさわしい場所を抽出しインデックスに表示します。スニペットは常に同じ内容が表示されるのではなく、クエリによってページ内の文章が抜粋されることもあります。

Googleはなるだけ多くのページにディスクリプションを記述しキーワードを含めることを推奨しています。ディスクリプションにキーワードを含めることでランキングで優位になるとされていましたが、Googleからは現在は効果がないと公表されています。ディスクリプションは流入を増やすための文章作りに力をいれたほうがよさそうです。

では、ディスクリプションを記述しないとどのようになるのでしょう。Googleは自動的にコンテンツから抜粋してキーワードに関連する文章を表示します。ディスクリプションはスニペットとして利用されているのでユーザーが読みたくなる文章にすることも大切です。

<meta name=”description” content=”ページの紹介文”>

また、検索結果にて「タイトル」の下にスニペットとして表示されます。ディスクリプションは、60文字~120文字前後でわかりやすくします。そして、コピーは厳禁です、全ページ異なるディスクリプションを記述するようにします。コピーは重複コンテンツとみなされ、評価を落とされてしまいます。オリジナルのしっかりとした説明文を記述します。サーチコンソールで重複を確認できます。注意点はSEO関連のプラグインを導入すると、ディスクリプションが重複してしまったりすることもあるのでソースを確認は欠かせません。

WordPressで meta description タグを指定するには、「抜粋」記述します。「抜粋」が空白の場合、ページ先頭部より自動で抽出されるようになっています。テーマによっては、 meta description タグが出力されない場合もあるので、この場合はテーマの機能を確認後、プラグインで拡張させるなどを行います。

meta keyword」タグ

meta keyword」タグは、クロウラーと呼ばれるロボット用のタグで、そのページをどのキーワードで最適化しているかを知らせることができました。現在では、この「meta keyword」にSEOの効果はほとんどないと言われていますが、評価の対象になっているエンジンもあります。Googleは、2009年9月21日にウェブマスター向けオフィシャルブログで「meta keywordを順位を決定づける要素としては利用していない」と記述しています。

他のmeta属性

meta属性にはドキュメントの作者が簡単にメタ情報を提供できるように、HTMLにはメタデータを文中に埋め込むための要素タイプがいくつか用意されています。head要素内に記述するものは基本的にmeta情報ですし、address要素や汎用属性のtitle属性などもmetaデータを提供する手段です。

属性説明
name項目の名前
http-equivHTTPヘッダ名
content設定する値
scheme詳細情報
lang言語
titleタイトル
meta属性

metaタグはSEOにおいて基礎的な設定部です。正しく記述することでコンテンツが評価され結果的に上位表示に繋がります。サイトの設計・SEOの設計が正しくできていることで効力を発揮します。

Googleがサポートしてるメタタグ(Search cConsole ヘルプ)を参照ください。

hタグ(見出し)の最適化

hタグ(見出し)は metaタグと同様にSEOには重要なタグです。見出しはページ全体に配置され、いわばページの文脈(文書構造)を現しているといえます。hタグ(見出し)に記述すべき内容は以下のようになります。

見出しタグ記述すべき内容
h1「ページ全体のテーマ」そのページは何について書かれているのかを説明、
WordPressでは投稿や固定ページのタイトルが代入され、meta titleと同じになります。
h2記事内の目次や文章わけに使います
h3詳細なポイント、h2の内容をさらに詳しく説明するときなどに使用
h4 ~ h6補足や例題
hタグ(見出し)の最適化

見出しの順番も 1 → 6 と自然な流れに構成することがおすすめです。キーワードも適度に含むようにしましょう。(無理に詰め込むと逆効果になるのであくまで自然な形で)

最新のSEO技術をトータルで学習できる資格

Twenty Seventeen(WordPressテーマ)の内部リンクを強化するSEO

一般社団法人全日本SEO協会のSEO検定は、自社サイトの集客を成功させ、売り上げを伸ばしたい方や、WEBサイトの担当者として転職や就職を成功させたい方に適したカリキュラムです。

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