All in One SEO Pack(WordPressプラグイン)でタイトルを記述
All in One SEO Packの「タイトル設定」では、「タイトルを書き換える」を有効にすればページごとに書き換えることができるようになります。WordPressは標準でページ編集画面の項目に入力された文字列がタイトルタグとH1タグに採用されます。SEO対策の中でも最も重要なものです、変更すれば逆効果になってしまうことがありますので十分注意して設定してください。
All in One SEO Pack (WordPressプラグイン)
「All in One SEO Pack」はWordPressのSEO設定ができるプラグインです。All in One SEO Packを利用すると記事ごとにタイトルやディスクリプション(抜粋)を細かく指定でき、重要な部分を一括して管理することができます。検索エンジンでの上位表示を狙うためだけではなく、メタタグを記事ごとに細かく設定すれば検索エンジンの検索結果に表示される内容をユーザーにも最適化できます。その他にGoogleガイドラインで推奨されているメタ要素やXML Sitemapを使うことができるようになります。
WordPress.org | All in One SEO Pack |
バージョン | 4.3.8 |
最終更新 | 2週間前 |
有効インストール | 3百万以上 |
WordPressバージョン | 4.9以上 |
検証バージョン | 6.2.2 |
PHPバージョン | 5.6以上 |
タイトルを書き換える

All in One SEO Packの「タイトル設定」で「タイトルを書き換える」を有効にすることで設定できるのは以下の内容になっています。
- ホームページタイトル形式
- 固定ページフォーマット
- 投稿タイトルフォーマート
- カテゴリータイトルのフォーマット
- アーカイブのタイトルフォーマット
- 日付アーカイブのタイトル型式
- 投稿者アーカイブのタイトル型式
- タグのタイトルフォーマット
- 検索時のタイトルフォーマット
- ディスクリプションの型式
- 404エラーのタイトルフォーマット
- 複数ページのフォーマット
タイトル設定(デフォルト)
<title>ページタイトル</title>
<h1>ページタイトル</h1>
製品ページなどでは、製品カテゴリーを付加したい場合があります、ページ毎にカテゴリー名を記述することもできますが、All in One SEO Packで設定しておくと自動的に付加してくれます。
ページタイトルにカテゴリーを付加する例
<title>ページタイトル | カテゴリー</title><h1>ページタイトル</h1>
タイトルタグを次のように制御することができます。
%page_title% | %blog_title% とすると
ページのタイトル | ブログのタイトル(WordPressの設定サイトのタイトル)となります。
%category_title% | カテゴリー |
%tag% | タグ |
%blog_title% | ブログのタイトル |
%blog_description% | ブログのディスクリプション |
タイトルの変更はネット上でも取り上げられています。変更をしない方がよいという意見と問題はないが注意すべきであるとに分かれいるようです。弊社の考えは、必然性のある変更はするべきで、上位表示のためだけに変更することは避けるべきととらえています。タイトルを変更することでペナルティ扱いを受けることはあまりないようです。しかしサイト全体に渡って変更した場合は流入は減少し回復に一定期間(1ケ月~3ケ月ほど・ページ数によっても異なる)必要なようです。
タイトルの変更は以下の目的で行うべきでしょう
- 読みやすくする・わかりやすくする
- タイトルの意味が通じるようにする
- コンテンツと関連している
ページタイトルの変更はSEOにどのように影響してくるのでしょう。順位が下がること恐れてタイトルを修正をしないという意見や、条件によっては問題なしとする意見もあります。ページタイトルの変更だけにスポットがあてられているようですがページの内容やサイトの状況で結果は異なることが多いようです。ページタイトルの変更がなされるのは文字の訂正を除けば、わかり易くするために書き換えるか、集客のために検索結果の順位上昇を狙ってのどちらかではないかと思います。この2点に視点をおいて、弊社の経験からページタイトルの変更について記事にしてみました。
集客の為に記事を書いているので順位を上昇させたいのは当然のことで、ページタイトル書き換える、この行為に自体に問題があるとは考え難いです。ただ、順位確保の為だけにタイトルの変更をされてもきっと上昇するケースは稀ではないかと思います。ページタイトルの変更だけをしても変化は少なく、ページの内容変更と同時にページタイトル変更が行われた場合に順位の変化が確認できました。このことから順位上昇を目的としてページタイトルを変更するならページの内容と同時に変更を行うことが望ましいのではないかと判断します。ページの内容が出来上がっていてページタイトルが不適切であった場合は変更だけで順位が好転することはあります。
検索順位上昇を狙い過ぎると失敗するケースがあります。よくみかけるのがキーワードを並べて記述したようなタイトル、このタイプは上昇する可能性の高いものですが、1位をとってもアクセスアップにならないこともあります。例としては、○○見積り:無料 といった具合にほとんどキーワードで構成されているタイトルです。製品名やサービス名で直接流入が見込めるならこのタイトルで問題ないかもしれませんが、それ以外は順位はいいけど集客ができないページということになります。
検索結果に上位に表示されているのに流入がない、こんな時にもタイトルの変更がされることがあります。せっかくいい位置を確保できたのにと迷うことも多いのではないでしょうか。アクセスログでそのページに流入していて滞在時間や直帰率に問題ないなら変更しないことがお勧めになります。全く流入がなければ決断できますが、微妙に流入している場合は決断しずらいですね。こんな場合、タイトルを違う文章にして、重複コンテンツにならないように同じようなページを作ることでそのページに集客できることがあります。結果がはっきりしたら不要なページをnoindexにするか削除した方が安全です。
ページタイトルだけ変更しほぼ同じ内容のページを公開すると一時的にインデックスに登録されますが一定期間後(1ケ月ぐらいが比較的多い)インデックから消えてしまいます。このようなページが大量にない限りはペナルティにはなりません。このことからGoogleがページの内容を確認していることが推測できます。
タイトルを変更して結果が出るまでの期間
タイトルを変更してインディックス書き変わるまでにどれくらいの期間が必要かというと、サイトの80%以上を変更した場合、被リンク数が100前後、ページ数100ページ未満で約1ケ月くらいで書き変わるようです。すぐにアクセスが増えるということはありませんが、適切に内容が変更されていれば徐々にアクセスが増加し集客できるようになってきます。全てのページが上昇に転じるかというとそんなことはなく特定のページから変化してきます。よく、ページタイトルを変更したら圏外になってしまった、タイトルの変更はしない方がいいという意見もありますが、変更したことでそのページが別のキーワードで上昇していることがあります。また、一定期間後に元に戻ることもよくあります。ページタイトル変更後は少しの間見守ってから結果を出すことをお勧めします。
適切なタイトルの修正は集客に与える影響は少ないと捉えています。これは過去のようにサイト全体に順位の影響が出るのではなく、キーワード(クエリ)に対してランキングがされているため修正したページの影響が出ても、他のページが異なるキーワードのため順位変動の影響を受けないためです。しかし、サイト全体に及ぶページの修正(サイトのテーマ・何を書いているサイトか)を短期間に繰り返すとその間はアクセスの向上はみられないことが多くなります。やはり、最初からきちんと設計・計画をおこない大幅な修正が発生しないようにした方が集客に影響を与えないといえるようです。
タイトルの設定はSEOで最も重要な部分です。「タイトル設定」では、「タイトルを書き換える」を有効にすることでタイトルをAll in One SEO Packで書き換えることができるようになります。WordPressは標準で編集画面のタイトル項目に入力された文字列がタイトルタグとH1タグに採用されます。タイトルはSEO対策の中でも最も重要なものです、変更することで逆効果になってしまうことがありますので十分注意して設定してください。
SEOでしなければならないこと
2022年Googleは、AI を使ってユーザーのニーズにあうサイトを上位に表示させようとしています。このためユーザーの意図(何かをしようと考えている事柄)や目的を考えて SEO を進めることが重要で、それは常に変化し続けます。
- 専門性(特定の分野についてのみ深く関わっているさま。高度な知識や経験を要求される。)を重視したコンテンツが上位表示の可能性が高くなっています。ユーザー検索の意図を考慮し、オリジナルのコンテンツを作る。
- 質の高い被リンク(リンク元のサイトの品質や関連性などで評価される)を獲得する。企業サイトでは取引先等のサイトも関連性は高いとみなされているので有効性はあります。しかし、関連性があったとしても SNS からの被リンクは原則効果はありません(Google公表)。
- 変化に応じたサイトの運用をする。コンテンツの評価や被リンクの関連性は変更が加えられることもあります。変化に対応するサイトの運用に配慮も大切です。
検索エンジン最適化とは、検索結果で自サイトが上位に表示されるようウェブサイトの構成などを調整を意味します。サーチエンジン最適化や検索エンジン対策とも呼ばれ、検索エンジマーケティングとあわせて用いられる場合も多い。ユーザーが求める情報を見つけ出すために利用するキーワードを見つけ出し、キーワードに対して適切なコンテンツとして提供が大前提になります。
求められるコンテンツを提供
ユーザーが求めるコンテンツを作るのは第一になりますが、合わせて以下の内容を持つコンテンツにすることも大切です。
- ユーザーが検索したキーワードにコンテンツ(ページの内容)が合っているのか
- E-A-T と YMYL 指標に沿った情報になっているか
E-A-T とは次のようなコンテンツを指していますが、具体的なものではなく、対策は難しいといえます。
Expertise(専門性) | コンテンツがそのジャンルで優れた知識や経験スキルを持っているか |
Authoritativeness(権威制) | コンテンツがそのジャンルでどれくらい認められているか |
Trustworthiness(信頼性) | コンテンツが信用できるものか |
これらは、情報の発信がだれであるか、発信者が企業であればどんな企業なのかなども含まれます。また信頼性を得るには情報の根拠や経験によるものなのかで表現できることもあります。
※YMYL とは Your Money Your Life の略でお金や生活にかかわるジャンルのことです。
SEOで重要なこと
SEOで重要なことは、検索エンジンからサイトに訪れる人を増加させるのが目的で、サイトの成果を向上させる施策をすることです。特定のキーワードで検索された場合の検索結果で、自分のサイトを上位に表示させるように、ページやサイト、さらにサイト外の要因を調整します。
最も大切なのはキーワードの選定と検索エンジンの評価になります。どんなコンテンツが評価されているのか(ユーザーが求めている情報なのか?)を探り出し、ユーザーがこの情報を検索するためにどのようなキーワードを利用しているのかを探しだすことです。