All in One SEO Packでページタイトルを記述
All in One SEO Packの「タイトル設定」では、「タイトルを書き換える」を有効にすればページごとに書き換えることができるようになります。WordPressは標準でページ編集画面の項目に入力された文字列がタイトルタグとH1タグに採用されます。SEO対策の中でも最も重要なものです、変更すれば逆効果になってしまうことがありますので十分注意して設定してください。
「All in One SEO Pack」はWordPressのSEO設定ができるプラグインです。All in One SEO Packを利用すると記事ごとにタイトルやディスクリプション(抜粋)を細かく指定でき、重要な部分を一括して管理することができます。検索エンジンでの上位表示を狙うためだけではなく、メタタグを記事ごとに細かく設定すれば検索エンジンの検索結果に表示される内容をユーザーにも最適化できます。その他にGoogleガイドラインで推奨されているメタ要素やXML Sitemapを使うことができるようになります。
WordPress.org | All in One SEO Pack |
有効インストール | 3百万以上 |
WordPressバージョン | 5.3 |
検証バージョン | 6.5.2 |
PHPバージョン | 7.0 |
記事のタイトルは、SEOにおいて重要な要素です。タイトルの付け方しだいで、記事の検索順位や検索結果でのCTR(クリック率)が大きく変わるからです。タイトル(titleタグ)は、検索エンジンがページを評価するときに重要視している要素です。特定のキーワードで上位表示を狙うとき、そのキーワードがタイトルに含まれているかいないかで、検索順位は大きく変わってきます。
タイトルを書き換える
All in One SEO Packの「タイトル設定」で「タイトルを書き換える」を有効にすることで設定できるのは以下の内容になっています。
- ホームページタイトル形式
- 固定ページフォーマット
- 投稿タイトルフォーマート
- カテゴリータイトルのフォーマット
- アーカイブのタイトルフォーマット
- 日付アーカイブのタイトル型式
- 投稿者アーカイブのタイトル型式
- タグのタイトルフォーマット
- 検索時のタイトルフォーマット
- ディスクリプションの型式
- 404エラーのタイトルフォーマット
- 複数ページのフォーマット
タイトル設定(デフォルト)
<title>ページタイトル</title>
<h1>ページタイトル</h1>
製品ページなどでは、製品カテゴリーを付加したい場合があります、ページ毎にカテゴリー名を記述することもできますが、All in One SEO Packで設定しておくと自動的に付加してくれます。
ページタイトルにカテゴリーを付加する例
<title>ページタイトル | カテゴリー</title><h1>ページタイトル</h1>
タイトルタグを次のように制御することができます。
%page_title% | %blog_title% とすると
ページのタイトル | ブログのタイトル(WordPressの設定サイトのタイトル)となります。
%category_title% | カテゴリー |
%tag% | タグ |
%blog_title% | ブログのタイトル |
%blog_description% | ブログのディスクリプション |
タイトルの変更はネット上でも取り上げられています。変更をしない方がよいという意見と問題はないが注意すべきであるとに分かれいるようです。弊社の考えは、必然性のある変更はするべきで、上位表示のためだけに変更することは避けるべきととらえています。タイトルを変更することでペナルティ扱いを受けることはあまりないようです。しかしサイト全体に渡って変更した場合は流入は減少し回復に一定期間(1ケ月~3ケ月ほど・ページ数によっても異なる)必要なようです。
タイトルの変更は以下の目的で行うべきでしょう
- 読みやすくする・わかりやすくする
- タイトルの意味が通じるようにする
- コンテンツと関連している
ページタイトルの変更はSEOにどのように影響してくるのでしょう。順位が下がること恐れてタイトルを修正をしないという意見や、条件によっては問題なしとする意見もあります。ページタイトルの変更だけにスポットがあてられているようですがページの内容やサイトの状況で結果は異なることが多いようです。ページタイトルの変更がなされるのは文字の訂正を除けば、わかり易くするために書き換えるか、集客のために検索結果の順位上昇を狙ってのどちらかではないかと思います。この2点に視点をおいて、弊社の経験からページタイトルの変更について記事にしてみました。
集客の為に記事を書いているので順位を上昇させたいのは当然のことで、ページタイトル書き換える、この行為に自体に問題があるとは考え難いです。ただ、順位確保の為だけにタイトルの変更をされてもきっと上昇するケースは稀ではないかと思います。ページタイトルの変更だけをしても変化は少なく、ページの内容変更と同時にページタイトル変更が行われた場合に順位の変化が確認できました。このことから順位上昇を目的としてページタイトルを変更するならページの内容と同時に変更を行うことが望ましいのではないかと判断します。ページの内容が出来上がっていてページタイトルが不適切であった場合は変更だけで順位が好転することはあります。
検索順位上昇を狙い過ぎると失敗するケースがあります。よくみかけるのがキーワードを並べて記述したようなタイトル、このタイプは上昇する可能性の高いものですが、1位をとってもアクセスアップにならないこともあります。例としては、○○見積り:無料 といった具合にほとんどキーワードで構成されているタイトルです。製品名やサービス名で直接流入が見込めるならこのタイトルで問題ないかもしれませんが、それ以外は順位はいいけど集客ができないページということになります。
検索結果に上位に表示されているのに流入がない、こんな時にもタイトルの変更がされることがあります。せっかくいい位置を確保できたのにと迷うことも多いのではないでしょうか。アクセスログでそのページに流入していて滞在時間や直帰率に問題ないなら変更しないことがお勧めになります。全く流入がなければ決断できますが、微妙に流入している場合は決断しずらいですね。こんな場合、タイトルを違う文章にして、重複コンテンツにならないように同じようなページを作ることでそのページに集客できることがあります。結果がはっきりしたら不要なページをnoindexにするか削除した方が安全です。
ページタイトルだけ変更しほぼ同じ内容のページを公開すると一時的にインデックスに登録されますが一定期間後(1ケ月ぐらいが比較的多い)インデックから消えてしまいます。このようなページが大量にない限りはペナルティにはなりません。このことからGoogleがページの内容を確認していることが推測できます。
タイトルを変更して結果が出るまでの期間
タイトルを変更してインディックス書き変わるまでにどれくらいの期間が必要かというと、サイトの80%以上を変更した場合、被リンク数が100前後、ページ数100ページ未満で約1ケ月くらいで書き変わるようです。すぐにアクセスが増えるということはありませんが、適切に内容が変更されていれば徐々にアクセスが増加し集客できるようになってきます。全てのページが上昇に転じるかというとそんなことはなく特定のページから変化してきます。よく、ページタイトルを変更したら圏外になってしまった、タイトルの変更はしない方がいいという意見もありますが、変更したことでそのページが別のキーワードで上昇していることがあります。また、一定期間後に元に戻ることもよくあります。ページタイトル変更後は少しの間見守ってから結果を出すことをお勧めします。
適切なタイトルの修正は集客に与える影響は少ないと捉えています。これは過去のようにサイト全体に順位の影響が出るのではなく、キーワード(クエリ)に対してランキングがされているため修正したページの影響が出ても、他のページが異なるキーワードのため順位変動の影響を受けないためです。しかし、サイト全体に及ぶページの修正(サイトのテーマ・何を書いているサイトか)を短期間に繰り返すとその間はアクセスの向上はみられないことが多くなります。やはり、最初からきちんと設計・計画をおこない大幅な修正が発生しないようにした方が集客に影響を与えないといえるようです。
タイトルの設定はSEOで最も重要な部分です。「タイトル設定」では、「タイトルを書き換える」を有効にすることでタイトルをAll in One SEO Packで書き換えることができるようになります。WordPressは標準で編集画面のタイトル項目に入力された文字列がタイトルタグとH1タグに採用されます。タイトルはSEO対策の中でも最も重要なものです、変更することで逆効果になってしまうことがありますので十分注意して設定してください。
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プラグインのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
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必要な機能を簡単に導入することができる | 数が多くなると、サイトが重くなる |
管理画面だけで柔軟に対応できる | 数が多くなると、管理しきれなくなる |
難易度の高いコーディングをしなくてすむ | 他と競合したり、バグがあったりするものもある |
アップデートに伴い、アップデートがかかり、対応してくれる | サポートが途中で終わるものもある |
◆プラグインの注意点
WordPressでSEO対策を行う場合、SEOプラグインの導入は必須ではありませんが、導入すると多くのメリットがあります。例えば、SEOに便利な機能が手に入る、SEO対策の手間や費用を削減できる、初心者でもSEOの効果が期待できるなどです。
プラグインの多用は表示速度やメンテナンス性などに影響を与えるので必要なものに留める方が良いようです。また、インストールするサーバ環境や干渉、テーマとのマッチングの問題も発生します。
プラグインとは機能を拡張するためのツールです。コアは、柔軟性を保つため、不必要なコードでふくれあがってしまわないように設計されています。ユーザーそれぞれが特定のニーズに合ったものを利用して、カスタム機能を取り入れられるように作られています。
WordPress Codex日本語版(公式オンラインマニュアル)
プラグインはインストール時や更新時にエラーを起こしてしまうことがあります。エラーによってはサイトが表示できなくなるだけではなく、WordPressにログインできなくなったりWEBサイトを利用できなくなったりすることもあります。
プラグインの更新中は自動的にメンテナンスモードになりサイトにアクセスできなくなります。更新が終了すれば自動的にメンテナンスモードが解除されアクセスできるようになっています。更新中に何らかの原因で失敗してしまうとメンテナンスモードが解除されずアクセスできないといった状態になるわけです。