WordPress Importerは記事をXML形式でインポートするWordPressプラグイン
【WordPress Importerの概要】
WordPress Importerは記事をXML形式でインポートできるWordPressプラグインです。サイトの移行やバックアップなどに利用できます。 インポートすることができるのは記事のテキストデータです 。できるのは記事のテキストデータですが、インポート添付ファイルオプションを設定することで、画像等の添付ファイルをインポートすることができます。プラグインやテーマなどは手動で移行することになります。
- WordPress Version / 5.2
- Tested up to / 6.7.1
- PHP version / 5.6 or higher
- 評価 / 3.1 out of 5 stars.
- WordPress Importer Reviews
- サポートフォーラム
WordPress Importer は、記事をXML形式でインポートすることができます。管理画面のツールには WordPress Importer へのリンクがあります。インポートすることができるのは記事のテキストデータですが、添付ファイルオプションを設定することで、画像等の添付ファイルをインポートすることができます。プラグインやテーマなどは手動で移行することになります。
使い方
WordPress Importer であらかじめエクスポートしておいたファイルをインポートするには、ダッシュボード → ツール → インポート とすすみ、ファイルを選択します。
エクスポートファイルからから以下のようなコンテンツをインポートすることができます。
- 投稿・固定ページ・カスタム投稿
- コメント
- カスタムフィールドとポストメタ
- カスタムタクソノミーからカテゴリー、タグ
WordPress Importer の機能
データ以外にも以下のデータをインポートすることができます。
- Blogger → Blogger ブログから投稿やコメント、ユーザーをインポート
- LiveJournal → LiveJournal から API を利用して投稿をインポート
- Movable Type と TypePad → Movable Type または TypePad ブログから投稿とコメントをインポート
- RSS → RSS フィードから投稿をインポート
- Tumblr → Tumblr から API を利用して投稿とメディアファイルをインポート
記事やページを取り出したい場合は、エクスポートを使います。管理画面 → ツール → エクスポートと進み作業します。投稿・固定ページ・メディアファイルをエクスポートすることができます。
移行の対象
移行の対象になるWordPress内部のファイルには、 1.theme (テーマ格納ディレクトリ) 2.upload (画像や動画等が格納されたディレクトリ)3.pluginns(プラグインが格納されたディレクトリ)とデータベース(ブログ記事などのコンテンツ)になります。
*サイト移行時には移行元のバックアップは忘れずに行ってください
WordPressはなぜバックアップが必要か
世界中でもっとも普及しているCMSですが、悪意を持ったクラッカーやマルウェアから標的にされやすいシステムでもあります。また、テーマやプラグインの更新によって不具合が発生することもあります。バックアップをとっていないと、最悪の場合、これまでの蓄積がすべて水の泡になりかねません。定期的にWordPressのバックアップを取っておくことが推奨されています。
バックアップの対象
バックアップ対象は、WordPress内部のファイル 1.theme (テーマ格納ディレクトリ) 2.upload (画像や動画等が格納されたディレクトリ)3.pluginns(プラグインが格納されたディレクトリ)とデータベース(ブログ記事などのコンテンツ)になります。
何時バックアップをするのか
バックアップは次のタイミングで行うのが望ましいとされています。
・WordPressシステムのバージョンアップ前
・テーマやプラグインのバージョンアップ前
・PHPのバージョンアップ前
・カスタマイズの前
プラグインの注意点
プラグインの多用は表示速度やメンテナンス性などに影響を与えるので必要なものに留める方が良いようです。また、インストールするサーバ環境や干渉、テーマとのマッチングの問題も発生します。
プラグインとは機能を拡張するためのツールです。コアは、柔軟性を保つため、不必要なコードでふくれあがってしまわないように設計されています。ユーザーそれぞれが特定のニーズに合ったものを利用して、カスタム機能を取り入れられるように作られています。
WordPress Codex日本語版(公式オンラインマニュアル)
プラグインのメリット・デメリット
メリット | デメリット |
---|---|
必要な機能を簡単に導入することができる | 数が多くなると、サイトが重くなる |
管理画面だけで柔軟に対応できる | 数が多くなると、管理しきれなくなる |
難易度の高いコーディングをしなくてすむ | 他と競合したり、バグがあったりするものもある |
アップデートに伴い、アップデートがかかり、対応してくれる | サポートが途中で終わるものもある |
WordPressはプラグインによって機能を拡張できることが大きなメリットですが、目的の機能を探し出したり、安全性やデザインを整えたりしなければならないなどの側面をもっています。その点有料テーマは、開発者によって調整されているので、サイトの運用に注力することが可能です。
プラグインを利用すると表示スピードに影響を与えてしまうこともあります。WordPressは CMS(CMSとは、コンテンツ・マネジメント・システムの略称で、簡単にいえば、Web専門知識がない方でも、簡単にページの作成・更新・運営ができるシステムのことです。)と呼ばれ、サーバー内で処理されたソースコードを出力されるため、高速で安定性の高いレンタルサーバーを利用したいものです。
プラグインは表示速度やセキュリティにも注意
サイトの表示速度やセキュリティについても注意しましょう。プラグインによっては複雑な処理が必要で、少し表示が遅いものもあります。ページが表示されないとユーザーが立ち去ってしまうことになりかねません。また、無料だからというわけではないのですが、悪意のあるプログラム(ソース)があるもや最新のセキュリティに対応できていないものも存在します。表示速度やセキュリティについてはサーバーに依存する側面も強くあります。この点を踏まえたレンタルサーバー選びも検討しておきましょう。