WordPressの再利用ブロックの使い方

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再利用ブロックとは

WordPressの「再利用ブロック」とは、作成したブロック(単体またはグループ)を保存し、他の投稿や固定ページで何度も繰り返し利用できる機能のことです。

簡単に言うと、よく使う定型的なコンテンツを「テンプレート」のように登録しておき、必要な場所にすぐに挿入できる便利な機能です。

主な特徴とメリット

  • コンテンツの一貫性の維持: Webサイト全体のデザインやレイアウト、ブランドの一貫性を保ちやすくなります。例えば、特定のデザインの「お問い合わせボタン」や「行動喚起(CTA)セクション」を再利用ブロックとして登録しておけば、どのページでも同じデザインで表示できます。
  • 作業の効率化と時間短縮: 同じコンテンツを何度も作成する手間が省けます。これにより、記事作成やページ制作の時間を大幅に短縮できます。
  • 一括編集が可能: 再利用ブロックの大きな特徴は、一度編集すれば、その再利用ブロックを使用しているすべての箇所に編集内容が自動的に反映される点です。例えば、会社の住所や電話番号を複数のページに記載していて、それが変更になった場合でも、再利用ブロックを一つ編集するだけで全てのページの情報を更新できます。
  • 柔軟な活用: 段落、画像、ボタン、リストなど、あらゆる種類のブロックを再利用ブロックとして保存できます。複数のブロックを組み合わせて、より複雑なセクション(例:料金表、プロフィール欄、SNSフォローのお願いなど)を再利用ブロックにすることも可能です。
  • エクスポート・インポート: 再利用ブロックは、別のWordPressサイトにエクスポート・インポートすることも可能です。

WordPress 6.3以降の名称について

WordPress 6.3からは、再利用ブロックの名称が「パターン(同期パターン)」に統一されました。機能としてはこれまで通りですが、呼び方が変わったことを覚えておくと良いでしょう。

使い方(基本的な流れ)

  1. 再利用ブロックの作成:
    • 再利用ブロックにしたいブロック(またはブロックのグループ)を選択します。
    • ブロックツールバーの右端にある「︙(オプション)」ボタンをクリックし、「再利用ブロックに追加」または「パターンを作成」を選択します。
    • わかりやすい名前を付けて保存します。
  2. 再利用ブロックの挿入:
    • ブロックを追加したい場所で「+」ボタンをクリックし、ブロック挿入パネルを開きます。
    • 「再利用可能」または「パターン」セクションから、使用したい再利用ブロックを検索・選択して挿入します。
  3. 再利用ブロックの編集:
    • 再利用ブロックを挿入した後に内容を編集すると、その変更は元の再利用ブロック自体にも反映され、他のすべての使用箇所にも適用されます。
    • もし、その特定の箇所だけで内容を変更したい場合は、ブロックを選択し、ブロックツールバーの「︙」から「通常のブロックへ変換」または「パターンを切り離す」を選択することで、通常のブロックに戻すことができます。この場合、変更はその箇所のみに適用され、元の再利用ブロックには影響しません。

再利用ブロックは、WordPressでのコンテンツ作成を効率化し、サイトの一貫性を保つ上で非常に強力な機能です。ぜひ活用してみてください。

再利用ブロックのデメリット

WordPressの再利用ブロックは、同じコンテンツを複数の場所で簡単に使い回せる便利な機能ですが、いくつかデメリットも存在します。

主なデメリットは以下の通りです。

  1. 一括変更が意図しない影響を与える可能性: 再利用ブロックは、どこか一箇所を変更すると、それが使われている全ての場所で変更が反映されます。これは便利な反面、意図しない場所まで変更されてしまい、レイアウトの崩れや情報の誤りにつながる可能性があります。特に、複数の投稿やページで多くの再利用ブロックを使用している場合、影響範囲を把握するのが難しくなります。
  2. 管理が複雑になる可能性: 再利用ブロックの数が増えてくると、どのブロックがどこで使われているのか、どのブロックが最新の状態なのかといった管理が複雑になります。特にチームでWordPressを運用している場合、共通認識が取れていないと、誤って変更してしまったり、古いブロックを使い続けてしまったりするリスクが高まります。
  3. 特定のページのみの変更が困難: 再利用ブロックは、あくまで「再利用」が前提の機能です。もし特定のページでのみ内容を少し変えたいといった場合、再利用ブロックを解除して通常のブロックに変換する必要があり、手間がかかります。これにより、再利用ブロックのメリットである「一括変更」が活かせなくなります。
  4. テーマやプラグインとの相性問題: WordPressのテーマやプラグインによっては、再利用ブロックの表示や編集に問題が生じる場合があります。特に、複雑なレイアウトを生成するテーマや、独自のブロックを多数提供するプラグインを使用している場合、予期せぬ挙動を引き起こす可能性があります。
  5. キャッシュの問題: Webサイトのキャッシュ設定によっては、再利用ブロックの変更がすぐに反映されない場合があります。キャッシュをクリアする必要があるため、変更が反映されたか確認する際に手間がかかることがあります。

これらのデメリットを理解した上で、再利用ブロックを適切に活用することが重要です。例えば、頻繁に更新されない共通のコンテンツ(例: 著作権表示、連絡先情報)や、複数の場所で全く同じコンテンツを繰り返し使用する場合に利用するなど、使いどころを考慮すると良いでしょう。

WordPressでSEOを強化するテーマとレンタルサーバー

SEOに強いテーマとレンタルサーバーの組み合わせは、ウェブサイトのパフォーマンスと検索エンジンでの視認性を大きく左右します。以下にそれぞれのおすすめと選び方のポイントをまとめました。

SEOに強いWordPressテーマは、主に以下の要素を重視して選ぶと良いでしょう。

  • 表示速度の速さ: ページの読み込み速度はSEO評価に直結します。軽量で最適化されたテーマを選びましょう。
  • モバイルフレンドリー(レスポンシブデザイン): スマートフォンからのアクセスが増えている現代において、どのデバイスでも見やすく表示されるレスポンシブデザインは必須です。
  • 内部SEO対策済み: パンくずリスト、適切なHTML構造(hタグの最適化)、schema.orgなどの構造化データ対応、SNSシェアボタンの設置などがデフォルトで備わっていると、手動での設定の手間が省けます。
  • カスタマイズ性: デザインや機能の自由度が高いと、サイトの目的に合わせて最適な形に調整できます。ただし、過度なカスタマイズは表示速度低下の原因にもなるため注意が必要です。
  • サポート体制と更新頻度: テーマの不具合修正やWordPress本体のアップデートへの対応など、サポートがしっかりしているテーマを選ぶと長期的に安心して利用できます。

サーバーはWordPressサイトの「土台」となるため、SEOに与える影響も大きいです。特に以下の点に注目してサーバーを選びましょう。

  • 表示速度(高速性): サーバーの応答速度が速いことは、ユーザー体験の向上だけでなく、Googleのランキング要因としても重要です。SSDストレージ、HTTP/2、LiteSpeedなどの高速化技術を導入しているサーバーがおすすめです。
  • 安定性(稼働率): サーバーが頻繁にダウンしたり不安定だと、サイトにアクセスできなくなり、SEO評価に悪影響を与えます。稼働率の高い信頼できるサーバーを選びましょう。
  • WordPressに最適化されているか: WordPress専用の高速化機能や、WordPressの自動インストール、自動バックアップ機能などが充実しているサーバーは、運用が楽になります。
  • SSL証明書(HTTPS): 今やWebサイトのHTTPS化は必須です。無料のSSL証明書を提供しているサーバーを選びましょう。
  • サポート体制: サーバーに関するトラブルが発生した際に、迅速かつ的確なサポートが受けられるかどうかも重要です。

SEO(検索エンジン最適化)は、単一の施策だけで完結するものではなく、様々な付帯サービスやツールと連携することで、より効果を高めることができます。主な付帯サービスとしては、以下のようなものが挙げられます。SEO対策やSNSとの連携は専門知識も要求されます、外部サービスの利用を検討されてはいかがでしょう。