All in One SEO Pack(WordPressプラグイン)のダッシュボードの内容

All in One SEO Pack(AIOSEO)のダッシュボードには、検索の外観・SEO分析・ローカルSEO・ソーシャルネットワーク・ツール・サイトマップの設定項目があり、自分のサイトのSEOに必要なものを設定することができます。2007年に開始されたオリジナルのWordPressSEOプラグインです。200万人を超えるスマートウェブサイト所有者がAIOSEOを使用してWordPressSEOを適切に設定しているため、検索エンジンでウェブサイトのランクを上げることができます。

All in One SEO Packのダッシュボード

All in One SEO Packの概要

プラグインの名称AIOSEO
バージョン4.0.x.x
最終更新日3週間前(2021年5月)
有効インストール数2百万以上
WordPressバージョン4.9以上
検証済み最新バージョン5.7.2
PHPバージョン5.4以降
言語全56言語
All in One SEO Pack(AIOSEO)のダッシュボード

AIOSEO NEW Ver(All in One SEO for WordPress)のダッシュボードには、検索の外観・SEO分析・ローカルSEO・ソーシャルネットワーク・ツール・サイトマップの設定項目があり、自分のサイトのSEOに必要なものを設定することができます。

  • 検索の外観
  • SEO分析
  • ローカルSEO
  • ソーシャルネットワーク
  • ツール
  • サイトマップ

検索の外観

検索の外観は、SEOに関連する「全体設定・コンテンツタイプ・タクソノミー・画像SEO・アーカイブ・高度な設定」ができるようになっています。

All in One SEO Pack(WordPressプラグイン)のダッシュボードの内容
All in One SEO Pack(AIOSEO)のダッシュボード

設定できる内容は以下のようなものです。

全体設定ページタイトルの区切り文字
ホームページ(サイトのトップページ)のPage Title
同メタディスクリプション
ナレッジグラフ(Googleの検索結果に表示されるナレッジグラフカードのこと)
コンテンツタイプコンテンツタイプでは、投稿と固定ページの「タイトルと説明、スキーマ―マークアップ、カスタムフィールド、高度な設定」ができます。スキーマ―マークアップ、カスタムフィールド はAIOSEO Proユーザーのみが利用できるようになっています。
タクソノミータクソノミー(投稿や固定ページとは別にグループ化したページ・企業サイトではお知らせページとか)のページタイトルとディスクリプションを利用するかとロボットのメタ情報を設定することができます。
画像SEO画像(メディア)の添付ファイルのURLをリダイレクトする場合の設定ができます。(添付ファイルとは「添付ファイルの詳細」において、「添付ファイルのページを表示」と「さらに詳細を編集」というリンクを開いたページを指します。)
アーカイブアーカイブページを検索エンジンに検索エンジンにインデックスさせるか否かを設定します。あと、ロボットのメタ情報も設定できます。アーカイブページは検索エンジンにインデックスさせると、内容によっては重複コンテンツとされることもあるので、注意して設定しましょう。
All in One SEO Pack(AIOSEO)のダッシュボード

SEO分析

All in One SEO Pack(WordPressプラグイン)のダッシュボードの内容
All in One SEO Pack(AIOSEO)のダッシュボード

この機能は、AIOSEO のフリーアカウントが必要になっています。

ローカルSEO

All in One SEO Pack(WordPressプラグイン)のダッシュボードの内容
All in One SEO Pack(AIOSEO)のダッシュボード

この機能は、AIOSEO Proユーザーのみが利用できるようになっています。

ローカルビジネススキーママークアップを使用すると、会社名、住所、電話番号、営業時間、価格帯など、ビジネスについてGoogleに伝えることができます。この情報は、ナレッジグラフカード・ビジネスカルーセルとして表示できます。

ソーシャルネットワーク

All in One SEO Pack(WordPressプラグイン)のダッシュボードの内容
All in One SEO Pack(AIOSEO)のダッシュボード

SNSを運営している場合はプロファイルのURLを設定できます。ソーシャルネットワークの内容によっては権威性に繋がる可能性もあります。

ツール

All in One SEO Pack(WordPressプラグイン)のダッシュボードの内容
All in One SEO Pack(AIOSEO)のダッシュボード

ツールでは、Robots.txtエディタ、.htaccessエディタ、インポート/エクスポート、データベースツールがあります。

robots.txt ファイルは、クローラがどのページやファイルをサイトからリクエストできるか、またはできないかを検索エンジン クローラに知らせるものです。これは主に、サイトでのリクエストのオーバーロードを避けるために使用され、Google にウェブページが表示されないようにするためのメカニズムではありません。Google にウェブページが表示されないようにするには、noindex ディレクティブを使用するか、ページをパスワードで保護する必要があります

AIOSEO NEW Ver(All in One SEO for WordPress)のダッシュボードには、検索の外観・SEO分析・ローカルSEO・ソーシャルネットワーク・ツール・サイトマップの設定項目があり、自分のサイトのSEOに必要なものを設定することができます。

SEO運用ガイドライン

SEO対策の運用ガイドラインを作成しておくと作業のブレを回避することができます。WEBサイトの更新を続けているとSEOのテーマがブレてしまうことが発生し、運用中に結果がでなくなってしまいます。日々更新されるコンテンツの品質を保つためにもSEO運用ガイドラインを作成し、一定の品質を保ったままサイトを維持運用することが重要です。

SEO運用ガイドラインは運用時に下記の目的のために設定するものです。どのようなルールで構築されているのか、担当者以外の人が見ても理解できる形にしておきます。冒頭に、なぜ必要なのか目的を定義しておき、また、バージョン番号、担当者、改定日、更新履歴を明記しておく、そして過去のバージョンをいつでも参照できる状態にしておきましょう。

  • SEOのテーマのブレを回避する
  • コンテンツの更新時の無駄をなくし効率化を図る
  • コンテンツの一定の品質を確保する

ガイドラインを作成することで、得られる最も重要な成果は『満足度の向上』であり、ユーザーがスムーズに目的を達成できることが結果的に、目的達成につながります。ではなぜサイトの運用が失敗するのでしょうか。役割・位置づけが多様化し、規模も大幅に拡大したため、WEB担当者は次のような様々な問題に直面することになってしまったからです。

  • 運用時間に関する問題 → 更新作業が発生するたびに毎回時間がかかるため、業務効率が悪い日々の更新に追われて他になにもできない
  • 運用の体制に関する問題 → 部署を横断しての効果的な運用ができていない。サイトの構造がどうなっているのかだれもわからない。発注した制作会社ごとに作り方が違い別の制作会社で修正が難しい。
  • 運用の品質に関する問題 → ページごとの品質がばらばらで統一できていない。ルールをまとめた資料はあるが、内容が古くてガイドラインとして機能していない。

ガイドラインはサイトの運用をスムーズにすることと、顧客に迷いを生じさせないようにするために作成することが第一の目的です。また、検索エンジンでの評価獲得のためにもコンテンツを一定の品質に保つことができるようになり効果的です。

Googleのウェブマスター向けガイドライン

SEO運用ガイドラインを作成するには、Googleが公開しているウェブマスター向けガイドラインが参考になります。作成前には一度目を通すことを推奨します。

一般的に併用されているガイドラインには下記のようなものがあります。必要に応じて作成しましょう。

その他のガイドライン

  • 制作運用ガイドライン
  • (X)HTMLガイドライン
  • CSSガイドライン
  • 進捗管理表
  • 素材管理表(画像その他のweb素材)
  • 用語表記ガイドライン(サイト全体で統一する用語)

検索エンジンの評価

検索エンジンの評価はページが何について書いてあるのかを評価しています。なぜ、このことについて意識しなければならないかというと、検索エンジンにサイトのキーワードを正しく伝えることで順位の上昇や集客数の増加が望めるからです。

検索エンジンがサイトのテーマをどのように評価するかを考慮することは検索エンジンから集客を狙う場合重要な要素になります。検索エンジンはサイトが何について書かれているかを評価し、サイトのテーマに関連するキーワードが利用されたときにテーマに沿っているサイトを優先的に検索結果に表示しようとするからです。

SEOで失敗しないために

SEOで失敗しないためにはまず、目的を明確にすることです。失敗の例としてよく見られるのが、検索ランキングの上位表示やアクセスアップのみとなってしまい、「なんのため」(目的)という部分が明確になっていないことがあります。目的は、「ユーザーを集客する」と「収益を確保する」ことです。アクセスしてくるユーザーは、自分の役に立つ情報が欲しくてキーワードを選んで検索しています。問題は表示されたページにユーザーが求める答えや情報が表示されているかどうかです。検索結果の上位表示やアクセスアップが目的になってしまうと訪問者数は順調に増加していくが、期待した成果にならないといったことが発生し、結果的に失敗したと判断されがちです。

失敗を引き起こさないためには長期的・総合的視野でサイトを構築・分析・修正を繰り返すことが必要になります。この時サイトの目的が明確になっていないと無駄な作業を繰り返すことになり、失敗してしまいます。