Pz-LinkCardは投稿記事にブログカードを貼り付けるプラグイン

Pz-LinkCard

URLを指定するとブログカード形式で表示してくれるWordPressプラグインです。外部リンクと内部リンクでカードの色や新しくウインドウを開くか細かく設定することができます。WordPressにも標準で内部リンク(自サイトのみ)に対応するブログカード機能がありますが、「Pz-LinkCard」のように細かく設定をすることはできません。

>> Pz-LinkCard

プラグイン名Pz-LinkCard
有効インストール30,000+
WordPressバージョン5.7以上
検証済みバージョン6.4.4
PHPバージョン7.0以上
Pz-LinkCard

WordPressデフォルトリンクカードは原則サイト内部のリンクになっています。そのためブラウザの新規タブでリンクを開くことはできません。

ブログカードは簡単に内部・外部リンクを見栄えよく設置できますが、ページ内に多く貼り付けると、表示速度が遅くなったり、アドセンス広告表示していたりすると広告と勘違いされてしまうこともあるようです。ブログカードのポイントは次の点です。
1.広告ではなく内部リンクとハッキリわかるデザインにする
2.押したくなるアイキャッチ画像にする

Pz-LinkCardの使い方

Pz-LinkCardのインストールが完了するとダッシュボードの設定に「Pz カードの設定」が追加されます。カードの書式を選択方式で選ぶのとショートコードについての設定ができるようになっています。
Pz-LinkCardを投稿や固定ページに表示するには、編集画面に「リンクカード」ボタンが追加されるのでカードを埋め込みたい場所でボタンをクリックします。ショートコードの先頭部が表示され、後はURLを貼りつけショートコード閉じるボタンをクリックすれば完了です。

Pz-LinkCardを使うための設定は以下の項目が1画面で設定できるようになっています。

  • 簡単書式設定
  • ショートコード
  • 表示設定
  • 文字設定
  • 外部リンク
  • 内部リンク
  • 同ページへのリンク
  • 画像取得API
  • リンク先のチェック
  • 詳しい人用
  • 初期化

Pz-LinkCard の設定を行うには、ダッシュボードから設定 → Pzカード設定と進めます。

設定項目内容
簡単書式設定カードの書式を選択することができます。Pzリンクカード標準書式、シンプル、スクエア、他で全17種類のなかからテーマに合ったものを選ぶことができます。
ショートコードPzリンクカードを表示するために使用するショートコードを設定することができます。
表示設定「Blockquoteタグを使用する」にチェックをするとカードがBlockquoteタグで囲まれます。
「カード全体をクリック」にチェックをするとカードのどこをクリックしてもリンクを開くようになります。
Pz-LinkCard の設定

「ブログカード」とは、ブログに掲載したい記事のタイトルや概要、アイキャッチ画像などを読みやすくまとめて表示する埋め込み形式です。 はてなブログで「リンク挿入」機能を利用する際に、さまざまな Webページを、タイトルや概要がコンパクトにまとまった ブログカードの形式で埋め込むことができます。

プラグインの注意点

プラグインの多用は表示速度やメンテナンス性などに影響を与えるので必要なものに留める方が良いようです。また、インストールするサーバ環境や干渉、テーマとのマッチングの問題も発生します。

プラグインとは機能を拡張するためのツールです。コアは、柔軟性を保つため、不必要なコードでふくれあがってしまわないように設計されています。ユーザーそれぞれが特定のニーズに合ったものを利用して、カスタム機能を取り入れられるように作られています。

WordPress Codex日本語版(公式オンラインマニュアル)

プラグインはインストール時や更新時にエラーを起こしてしまうことがあります。エラーによってはサイトが表示できなくなるだけではなく、WordPressにログインできなくなったりWEBサイトを利用できなくなったりすることもあります。

プラグインの更新中は自動的にメンテナンスモードになりサイトにアクセスできなくなります。更新が終了すれば自動的にメンテナンスモードが解除されアクセスできるようになっています。更新中に何らかの原因で失敗してしまうとメンテナンスモードが解除されずアクセスできないといった状態になるわけです。

プラグインのメリット・デメリット

メリットデメリット
必要な機能を簡単に導入することができる数が多くなると、サイトが重くなる
管理画面だけで柔軟に対応できる数が多くなると、管理しきれなくなる
難易度の高いコーディングをしなくてすむ他と競合したり、バグがあったりするものもある
アップデートに伴い、アップデートがかかり、対応してくれるサポートが途中で終わるものもある
プラグイン導入のメリット・デメリット

有料テーマは拡張機能が充実

WordPressテーマには、テーマディレクトリからダウンロードして利用できるものの他に、無料で公開されているもの、WEB制作会社等から販売されているものがあります。有料テーマを利用するメリットには以下のものがあります。

  • プラグイン・ウィジェットの機能が充実している
  • カスタマイズをしなくても使える
  • デザイン性が高くなる
  • 記事の装飾機能が充実している
  • 記事の作成に集中できる
  • 無料テーマよりもSEOが強い
  • 業種・目的に合ったテーマを選びやすい

wordpress.org で公開されているテーマは無料で利用できることが魅力ですが、カスタマイズやプラグインの導入などが必要です。その点有料テーマはカスタマイズの柔軟性やプラグインを利用しなくても十分機能をもたされているので、関連のスキルを学習することなくサイトの運用を開始できます。

表示速度やセキュリティにも注意

どのテーマを利用するにしても、サイトの表示速度やセキュリティについても注意しましょう。テーマによっては、複雑なデザインや機能が豊富で、少し表示が遅いものもあります。ページが表示されないとユーザーが立ち去ってしまうことになりかねません。また、無料だからというわけではないのですが、悪意のあるプログラム(ソース)があるもや最新のセキュリティに対応できていないものも存在します。表示速度やセキュリティについてはサーバーに依存する側面も強くあります。この点を踏まえたレンタルサーバー選びも検討しておきましょう。