Googleの検索品質評価ガイドライン2021年10月19日改訂版のSEO対策のポイント

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2021年10月19日 Googleの検索品質評価ガイドラインが改訂されました。今回の改定のポイントは E-A-T と低評価とされてしまう広告についてです。E-A-T については個人のアフェリエイターや企業のサイトに係るものです。広告については、個人のアフェリエイターにとって検索エンジンからの集客を左右する指針ですので理解されることを推奨します。

検索品質評価ガイドライン

2021年10月19日 Googleの検索品質評価ガイドラインが改訂されました。今回の改定のポイントは E-A-T と低評価とされてしまう広告についてです。E-A-T については個人のアフェリエイターや企業のサイトに係るものです。広告については、個人のアフェリエイターにとって検索エンジンからの集客を左右する指針ですので理解されることを推奨します。

Googleは個人の著者とコンテンツクリエーターの経歴情報の記事は評判を調べるための良い情報になるとしています。個人のサイトでは自己紹介ページ、企業であれば運営者情報、会社案内等の重要性が高まっているということです。

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SNS や 動画メディアなどが数多く生まれ、中には悪徳なトリックにより利益を得ようとするサイトも出てきています。Google としてはこのようなサイトは検索結果の上位に表示されることは好みません。

誰がコンテンツを作成したか、だれがそのコンテンツに対して責任を負っているかに関する情報を提供することは、そのページに訪問した人の信頼を得るためにきわめて重要なものになってきているのです。

ユーザーは、サイトに問い合わせ情報とだれ(個人、企業、ビジネス、創設者)がそのサイトの責任者なのかとだれがメインコンテンツを作ったのかの情報があるものと考えています。

メインコンテンツを見えにくくする広告やインタースティシャル広告は低品質の証

広告やサブコンテンツ、インタースティシャル広告、ダウンロードリンクなどサイトの所有者には利益があっても、訪問者の利益にならないものでメインコンテンツが見えなくなったり、ページが遮られてしたらユーザーは信頼できないと考えてしまいます。

Googleはメインコンテンツからユーザーをそらすように操ったり、強要したりする仕組みは信頼できない証拠で最低品質が妥当だとしています。

しかし、広告自体は健全な経済活動で、それだけで低品質とは捉えていないようです。つまり、メインコンテンツの閲覧を邪魔するコンテンツが良くないのです。

また、広告に限らず、ユーザーをだましたり、ユーザーを不適切に誘導する企みは低品質のサイトとみなされるようです。

Google 検索品質評価ガイドライン2021年10月19日改訂版のポイント

1.コンテンツの作者ウエブサイトの情報を詳しく提供することが大切

2.メインコンテンツの利用を遮りサイト運営者側だけのメリットなるような仕組みをとると最低品質とみなされてしまう。

用語解説 E-A-T

E-A-Tとは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)の3つの概念の略です。サイトの E-A-T を判断する際には、ページとコンテンツのタイプ、コンテンツの作成者、Webサイトの運営者情報、Webサイトの評判など、全てを参考にされています。 E-A-T は、Google がサイトやページの品質を評価する時に使う評価軸です。E-A-Tが高ければ、そのサイトやページの品質評価が高まり、検索結果の表示順位への影響も考えられるため、SEOの観点からも重要な概念です。

用語解説  インタースティシャル広告

インタースティシャル広告とは、アプリとWebサイトのインタフェースにポップアップとして表示される広告のこと。

画面とページの切り替え・遷移時に自然なタイミングで表示される。インタースティシャル広告が表示されたとき、ユーザーは広告をタップあるいはクリックしてリンク先に飛ぶか、広告をクローズして元画面に戻るかを選べる。CTA(Call to Action)行動喚起と大きいサイズの画面の組み合わせでインタースティシャル広告がモバイル広告の特に効果的な形になった。

SEO対策で失敗しないためには

SEOで失敗しないためにはまず、目的を明確にすることです。失敗の例としてよく見られるのが、検索ランキングの上位表示やアクセスアップのみとなってしまい、「なんのため」(目的)という部分が明確になっていないことがあります。多くの場合目的は、「見込み客を集客する」と「収益を確保する」ことです。アクセスしてくる見込み客は、自分の役に立つ情報が欲しくてキーワードを選んで検索しています。問題は表示されたページに見込み客が求める答えや情報が表示されているかどうかです。収益を確保するにはまず問い合わせを増やすこと、問い合わせ件数を増やすためには、ユーザーが問い合せしたくなるような情報の掲載と誘導がないと失敗してしまいます。検索結果の上位表示やアクセスアップが目的になってしまうと訪問者数は順調に増加していくが、問い合わせにならないといったことが発生し、結果的に失敗したと判断されがちです。

SEOで失敗を引き起こさないためには長期的・総合的視野でサイトを構築・分析・修正の繰り返すことが必要になります。この時サイトの目的が明確になっていないと無駄な作業を繰り返すことになり、失敗してしまいます。対象とする顧客に自社のどの製品・サービスを提供するか。ターゲット顧客の悩み・問題点に、どのように対応できるのか、どのように購入・導入を検討してもらうのかを明確にします。


中小企業のサイト担当者はウエブサイトだけを集中してできることは少なく、現業との掛け持ちの方も多いと思います。SEOやマーケティングには沢山の作業時間や経験が求められます。

SEOとは、Search Engine Optimizationの略で「検索エンジン最適化」を意味します。「SEO対策」とも呼ばれ、具体的にはGoogleなどの検索エンジンのオーガニック検索結果(自然検索結果)で、特定のWebサイトをインデックスさせたり上位表示させるためにそのWebサイトを改善することです。